不登校・引きこもりの原因
- 不登校・引きこもりカウンセリング「エンゼルアカデミー」
- 2016年8月6日
- 読了時間: 3分
不登校・引きこもりの原因は、
1 いじめ
2 人間関係のストレス
3 勉強・スポーツなどでの挫折・失敗
4 生きる目的の喪失
5 親子関係
があります。
「1 いじめ」については、説明はいらないでしょう。
「2 人間関係のストレス」は、いじめを除きます。
たとえば、先生が暴言を吐いたり、そこまではいかなくとも、
心無い言葉を子供に言い、それがもとで学校に行けなくなってしまった場合、
あるいは、同級生とのコミュニケーションでストレスを受けて、
学校に行けなくなってしまった場合が、ここに含まれます。
子供の感受性が高く、正義感が強い、
あるいは、何らかの原因でコミュニケーションがうまくとれない、
など、子供の長所・短所いずれの場合とも、人間関係のストレスが起こりえます。
「3 勉強・スポーツなどでの挫折・失敗」では、
子供が努力家、完璧主義、そして親も子供に大きな期待を寄せている場合、
あるいは勉強することへの目的意識があいまいな場合、
挫折や失敗をきっかけとして、不登校・引きこもりになってしまいます。
「4 生きる目的の喪失」は、子供が物事を深く考えるタイプによく起きます。
「いったい何のために生きているんだろうか」という疑問に対して、
答えを見いだせないままだと、
「何のために勉強しているのか」「学校に行く意味は何か」
と考えるようになり、学校に行くことが苦痛となって、
不登校・引きこもりになることがあります。
「5 親子関係」では、親が子供にあれこれ指示・命令し、
「こうしたらいいんじゃないの」と提案する傾向が強い親のもとで、
子供が不登校・引きこもりになる、という場合が比較的多く見られます。
そのような親子関係だと、子供の自立心を損なう可能性があり、
幼稚園から小学校に上がった時、学校生活で何をしたらいいのか、
指示がないと不安になり、学校に行けなくなります。
あるいは、子供の自我が芽生えてきて、親の言うとおりに生きてきたこと、
そして自分というものがないことを意識し、悩んで、
それが爆発する形で、不登校・引きこもりになります。
それとは逆に、親が放任しすぎた場合、
時に子供は、「自分は親から関心を持たれていない」
と感じてしまって、それが不登校・引きこもりになることもあります。
これら5つの原因で、不登校・引きこもりが起こるのですが、
難しいのは、これら5つの原因が単独ではなく、時に複数の原因がからみあって、
不登校・引きこもりが起こる場合です。
親が、子供の成績を上げることに一生懸命すぎて、子供が、
「親の期待に応えなきゃ」
と頑張りすぎ、中・高生になって、
「いったい何のために生きているんだろうか」
と子供が考えるようになり、
勉強でのちょっとした失敗がきっかけとなり、
不登校・引きこもりになった場合、
3つの原因が絡み合っています。
このような場合、どの原因が最も子供を悩ませているのかを
明確にする必要があります。
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