親子関係が原因で不登校・引きこもりになっている場合に親がやるべきこと
- 不登校・引きこもりカウンセリング「エンゼルアカデミー」
- 2016年9月20日
- 読了時間: 3分
親子関係が原因で不登校・引きこもりになっている場合、親は何をすればいいのでしょうか。
親子関係が原因で、子供が不登校や引きこもりになっていることが明らかになった時、
親はショックを受けます。「自分の子育てが間違っているはずがない」考えようとし、その事実を認めようとしないこともあるでしょう。
しかし、それでは不登校や引きこもりの期間が長引いてしまいます。
できるだけ早く、そうした状態を改善するためには、
まずその事実を受け止めることが必要です。
この場合は、親の冷静さが求められます。
親子関係に原因があったからといって、子育てのすべてが間違っていたわけではありません。部分的に変える必要があるだけで、何もかもを否定することはないのです。
親が冷静にその事実を受け止めたとき、子供が不登校や引きこもりの状況から
脱出する道が見えてきます。
冷静に受け止めたら、次にやるべきことは、内省することです。
内省とは、心を穏やかにして、静かに自分自身と子供との関係を
見つめることです。
子供に過剰に期待しなかったか、
「こうなってほしい」という我が子への思いを押し付けなかったか。
子供の求めるままに親が応えてしまい、
「子供上位」の関係になっていなかったか、
あるいは、子供を抑えすぎてしまい、
子供が自分自身を抑圧していなかったか。
長年、これでいいと思っていた親子関係や、親としての姿に
「変えるべきところがあった」
と考え直すことは、案外難しいことです。
その時に、自分を見つめて変えるべきところを見つける「内省力」が
必要になります。
変えるべきところがわかったら、あとは親子関係や親としての姿を変えようと努力することです。それにはまず心を変え、子供への言葉や行いを変えることです。
たとえば、子供への指示や命令が多く、子供の自主性を損なってしまっていることが
わかったら、
指示・命令が多くなってしまう心の在り方に焦点を当てて、
なぜそうなるのかを考え、その行き過ぎた心の部分を変える必要があります。
子供に、失敗してほしくないから指示・命令が多くなってしまうのであれば、
「子供にまかせて、少々失敗することはむしろ子供の自主性をはぐくむ」
と心を変えることで、指示・命令が多くなるという行動が変わるはずです。
あるいは、子供に親の考える通りの人生を歩ませたいと指示・命令が多くなってしまうのであれば、
「子供の人生は子供のもの、親の考える通りにはならない」
と心を変えることです。
さらに必要なことは、親として変えるべきところがあることを、
不登校や引きこもりという形で教えてくれた子供に、感謝の思いを持つことです。
内省し、心や行動を変える必要があると思い至るまでの間、
おそらく子供を責め、あるいは子供の方にこそ原因があると考えていたはずです。
そのような親の気持ちは子供に伝わり、
「親は何もわかっていない」
と子供は苦しんでいたでしょう。
しかし、
「うちの子のおかげで、変えるべきところがわかった」
と感謝の思いをもつことで、それが子供に伝わり、子供の苦しい気持ちが
和らいでいきます。
最終的に、不登校や引
Comments