わが子が不登校になって、わが子の将来を悲観的に考えている親御さんは、多いのではないでしょうか。確かに、そのまま不登校の状況がずっと続いていけば引きこもりとなり、時間がたつにつれて社会に出るのが難しくなっていくでしょう。それは、親御さんが描いておられる、悲観的なビジョンそのままです。
不登校の状況が永遠に続いてしまうのは、子供も親御さんも、その状況から出ていくのをあきらめてしまった場合のことです。悲観的な将来像を心に描いてしまって、「もう、どうせ努力してもダメなんだ」とあきらめた時は、不登校の状況から出ていくための努力をしなくなります。その結果、今の状況が続いてしまうでしょう。
しかし、どこかでそのような悲観的な考え方を変えてしまって、「今は苦しいけれども、辛いけれども、努力したら今の状況は変えられる。そして、今よりもきっと素晴らしい将来を実現できる」と、楽観的に考えることができたら、本当に状況を変えることができます。
将来を楽観的に考えることができるからこそ、その将来を実現しようと努力することがでいます。努力することで、実現可能性が出てくるのです。
悲u観的になるのも、楽観的になるのも、どちらも可能です。自由です。どういう将来を描くかは、その人に任されていることです。これが心の自由性です。人は、自分の心を自分で管理することができます。
そして、どういう心の状態にしたかで、現在と将来が変わってきます。心によって、自分の人生が変わっていくのです。悲観的に考えるか、楽観的に考えるか、それだけの違いで、人生が変わっていきます。悲観的に考える人は、悲観的な人生を生き、楽観的に考える人は、楽観的な人生を送ることになります。
今が楽観的な状況、幸福な状況なら、将来を楽観的に考えることは簡単なことでしょう。ただ、悲観的な状況の中で、楽観的な将来を描くのは難しいことです。難しいことですが、先ほど述べましたように、心をどのような状態にするかは、その人に任されています。悲観的な将来を望む人はいないでしょう。みんな、幸福になりたいと願っていますので、楽観的な将来になることを望むはずです。
不登校の状況が続く中、どこかで心を切り替えて、楽観的な将来を心に描いてください。
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