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不登校カウンセリングブログその1271.不登校解決のカギは「心」―子供の心の場合―。




 不登校を解決するにはどうしたらいいか。わが子が不登校になっている親御さんが一日中、考えていることでしょう。不登校を解決するために必要なことを考えるためには、そのの解決のカギについて、明確にする必要があります。


 不登校解決のカギとは、「心」です。それは、子供の心であり、親御さんの心です。そうした心が、不登校解決のカギとなります。今回は、子供の心に焦点を当てます。


 子供が不登校になっているということは、多くの場合、その子供の心の中に、何らかの悩み、苦しみ、疑問があるはずです。どういうきっかけでそうなったかは、不登校のケースによってさまざまであり、一言では言えませんが、その心の中に悩みや苦しみ、疑問を抱えているはずです。


 「友達の中にいると、その友達に合わせすぎてしまって、自分がなくなってしまう気がする。これ以上、学校に行き続けると、自分が全くなくなるのではないだろうか」という悩みを抱えていることがあります。他人を強く意識する年頃に多く見られる悩みです。


 「自分には何も長所がなく、とりえもない人間だ」という苦しみを抱えてしまっていることもあります。自己肯定感が十分ではないために、抱いてしまっている苦しみでしょう。


 「いったい、このまま勉強して何になるのか。何のために勉強するのか」という疑問を持っていることもあります。物事を深く考える子供にとっては、無視できない疑問であり、その疑問に答えが出ないまま、前には進めないこともあるのです。


 これらの悩み、苦しみ、疑問が心の中にあるために、前に進めない状態、すなわち不登校の状態になっているのですから、不登校を解決するには、そうした悩み、苦しみ、疑問を解消していけばいいということになります。


 「不登校を解決するには、必ずしもそうなった原因が分からなくてもいい」という考え方があります。私も、その考え方にはある程度、賛同します。何がきっかけになったかということを明らかにしようとしても、子供が言いたがらないことがありますし、子供自身が分からないこともあります。そのため、原因を明らかにしようすることに労力がかかりすぎることがあるのです。


 何が不登校のきっかけになったか、ということよりも、今、子供の心はどのような状態であるのか、その心の中に、どのような悩みや苦しみ、疑問があるのかを明らかにした方が、不登校の解決がスムーズに進むでしょう。









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