現在進行形で不登校の状況に苦しんでいる子供たちに向けて、今回のブログを書いていきたいと思います。
まず、いじめや、あるいはそこまでではなくとも、他人から何か攻撃されたり、おとしめられたりした経験をした子供たちに向けた言葉を、お伝えしたいと思います。
そういう経験をして、おそらく「自分はダメだ」と苦しんでいたり、他人に対して不信感などを持っていたり、しているのではないでしょうか。まだ若い人が、そのような苦しみを持つのはもっともだと思います。自分としては何か悪いことをしているのではなく、原因があるわけでもないのにも関わらず、他人からいわれなき攻撃を受けたり、侮辱されたりして、そういう思いを抱くのも仕方がないことです。
ただ、他人からどう評されようと、あなたの価値が損なわれることはありません。人の価値を決めるのは、その人の心です。心にいかなる思いを抱いているかで、その人の価値が決まります。
例えば、自分の事しか考えず、他人から何かを奪ったり、他人を傷つけようという思いを持っている人は、残念ながらあまりいい人間ではなく、それとは逆に、他人に配慮し、傷つけるのではなく、他人の支えになりたい、幸福にしたいという思いをその心に抱いている人は、素晴らしい人間であるということです。決して、他人からの評価では決まらないのです。
ですので、どうか、他人からの心無い言葉や評価によって、自分の価値を決めてしまって、「自分はダメだ」と思わないでいただきたいのです。人はすべて、素晴らしい可能性を秘めた存在なのですが、その可能性を道端に捨てるような形で、他人を傷つける方向にその可能性を使ってしまう人もいます。そういう人の心無い評価に、あなたが影響を受ける必要はないのです。
もし、何か自分を変えたいと願っているけれども、「自分は変われない」とあきらめてしまっているのでしたら、人の心にある創造力について知っていただきたいと思います。これもすべての人の心にある力で、「こうなりたい」「こうしたい」と心に願い、その方向に向かって努力していくと、その方向に自分自身や自分の人生を変えていきます。
すぐに、自分自身や人生が、自分が願う方向に変わっていくわけではありません。努力が結果を生み出すまでには、時間がかかります。それでもその間、努力していけば、どこまで変わっていくかは、努力の長さや努力の質によって違ってきますが、変わっていきます。
心の傷が深かったり、エネルギーが切れていたりして、なかなか前に進む気になれない状況かもしれません。そんな状況の中で、焦りや不安を感じることもあるでしょう。しかし、時間がたてば、少しずつ傷がいえ、エネルギーもたまってきます。そういう時が必ずやってきますので、もし、前に進む気になれないことで焦っているのでしたら、今はエネルギー補充と傷をいやす休息の時期であり、焦る必要はないとお考えください。
人の心には創造力があると書きました。人間が素晴らしいのは、現状がどうであろうと、その創造力を発揮して、素晴らしい未来を創造できる点です。現状が厳しく、苦しいほど、その力が重要になってきます。不登校の状況にあって、現状苦しいと感じているのでしたら、その創造力によって、必ず素晴らしい未来を創造することができることを知ってください。
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