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不登校ブログその1223.幸福になる方法も、不登校の状況から出ていく方法も同じ、「今の自分にやれることをやる」ことです。

更新日:2022年10月21日



 私は、いろいろな人の自叙伝や伝記を読むのが好きで、合間に読むことがあります。それらを読むと、後に成功し、幸福になった人は、人生の前半で結構、いろいろな試練にあっていることに気づかされます。後に、世界的大企業を起こした人も、人生の前半では極貧の状況に置かれていたり、途中で、失業や倒産などに遭遇したりして、順風満帆な人生を送っている人はあまりいません。みんな、そうした試練に直面しているのです。


 では、なぜそういう人たちは、その試練を乗り越え、後に幸福になっているのでしょうか。普通なら、そうした試練に押しつぶされるのに、なぜ押しつぶされることなく、幸福な人生を送ることができているのでしょうか。


 私は、とてもシンプルなことを、その人たちはやったのだと考えています。それは、「今の自分にやれることをやる」ということです。その時の環境、決していいとは言えない環境の中で、自分にやれることをやり、それが次につながっていって、その人たちは幸福になっていっています。


 親が破産し、幼い時から働くことを余儀なくされた人が、与えられた仕事を精いっぱい覚えて、少しずつスキルアップしていき、その当時に各家庭に電気が通り始めたので、独立して電球ソケットを作ることを始めた、松下電器の松下幸之助。貧しい家庭に生まれ、週に数ドルの労働から始めて、やはり与えられた仕事をしっかりとこなし、高度な仕事を覚えていって、数十ドル、数百ドルと収入を上げていって資産を貯め、それで投資を始めて、鉄鋼王になったアンドリュー・カーネギ―。


 そうした人たちが幸福になっていったパターンは、本当に共通しています。厳しい環境でも、自分にやれることを精いっぱいやっていっているのです。その結果、能力が高まっていきますので、できることがだんだんと増えていきます。それに伴って、収入や社会的な立場も上がっていき、環境が良くなっていきます。最終的には、今までいた苦しい環境から脱出していくのです。


 不登校という環境から脱出する方法も、基本的にはそれと同じです。不登校の中で、やれることはあります。心を自分でコントロールし、心の中にある自己否定感や絶望感を消していくこと、体を少しずつ鍛えていくこと、フリースクールや塾などに行って、人間関係に慣れていくこと、勉強に手をつけて、遅れている勉強を取り戻すことなど、今の自分にやれることをやっていくことです。


 もちろん、自分にできないこと、無理なことは誰かの助けを借りるようにした方がいいでしょう。親の手助け、先生の手助け、友達の手助けなど、支援の手はありますから、その手を握ることは、不登校の環境から脱出する、早い方法です。ただ、その場合も基本的には、今の自分にやれることをやっていくということになります。









 

 


 


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