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不登校カウンセリングブログその1278.不登校の子供の心を閉ざさないために。


 不登校の解決のためには、子供の心の中にある悩みや苦しみを解消していくことが必要であることは、これまでのブログでたびたび、書いてきました。そして、そのためには、親御さんが子供とのコミュニケーションの中で、そうした悩みや苦しみを小さくするような言葉を伝えていくことが、親御さんが不登校解決のためにできることの一つであることも、ブログで書いてきました。


 その時、大切なのは子供の心を閉ざさないことです。子供の心を閉ざしてしまうと、いくら親御さんが、子供にとって適切な言葉を伝えたとしても、子供の心の中に伝わっていきません。


 子供の心を閉ざさないようにするためには、コミュニケーションにおいて何に注意すべきでしょうか。そのことについて書いていきます。


1 子供の心の状態をよく見る

 話す相手の心の状態をよく見ないで、一方的に話す人が時々います。そういう人は気の毒ですが、自分の話すことを聞いてもらえていません。エチケットとして、聞いているふりはしてくれているでしょう。しかし、耳を傾けてもらっていないでしょう。


 不登校の子供に限らないことですが、誰かとコミュニケーションをとる場合は、相手の心の状態をよく見ることが大切です。どういう気持ちであるか、自分が今、話していることに対して、どういう思いで聞いているのか、よく見ながらコミュニケーションをとることで、自分が話していることが相手の心に届く可能性があるのかを確認できます。


 不登校の状況にある子供は特に、その心は不安定になっています。通常の状態よりも、心は閉ざしやすいです。通常のコミュニケーションよりも、その心の状態をよく見て挙げることが必要です。


2 雑談を中心にする

 不登校の子供とコミュニケーションをとる時はどうしても、いろいろと伝えたい、という気持ちが先走りがちです。苦しんでいる子供の姿を見ていたら、早くその状態から脱出させてあげたいと願い、そういう気持ちが強くなるでしょう。

 

 しかし、伝えたい気持ちが強いままでコミュニケーションをとってしまうと、「話を聞いてほしい」という子供の願いに応えないことになってしまいます。また、子供によっては、説教されるような感じを受けることにもなります。


 そういうことを防ぐために、雑談を中心にしていただくよう、私はお願いしています。「今日は天気いいよ」「夜は何を食べたい?」というような雑談でいいのです。そういう何気ない雑談であっても、親子なればこそ、互いの絆を強くすることができるのです。


3 伝える気持ちを抑えて、聞く側になることも忘れない

 子供に、早くこの不登校の状況から脱出してもらいたいため、伝えたいという気持ちが大きくなりがちです。その気持ちのまま、伝えてしまうと、子供の心が閉ざされる可能性があります。子供も、親御さんに話を聞いてもらいたいと願っています。伝える気持ちを抑えて、聞く側になることも忘れないことが、子供の心を閉ざさないコツです。










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