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不登校カウンセリングブログその1314.不登校の子供の、本人が気づいていない、あるいは隠れた長所は何ですか?


 不登校の状況にある子供の大部分が、「自分はダメだ」という自己否定感を抱いています。その自己否定感を抱いている間は、おそらく自分の長所をまったく見ていないでしょう。


 本当は長所はあるはずです。長所はあるはずなのですが、不登校の状況の中で、とても強く自己否定感を抱いてしまっていますので、本当はあるはずの長所を見ることができていないのです。


 不登校の状況を変えていくために必要なことの一つは、子供が抱いてしまっている自己否定感を軽くしていくことです。そのためには、いくつかのアプローチがありますが、そのアプローチの中に、子供のそばにいる人、ほとんどの場合は親御さんになると思いますが、子供の長所を再発見させることがあります。子供自身が気づいていない長所、隠れた長所を見つけ、そういう長所があることを、子供に伝えていきます。


 その大前提になるのが、親御さんが不登校の状況にある子供の中に、長所を見出そうとしているかです。子供の中に長所を見出していないのに、子供に長所を伝えることはできません。不登校の状況にある子供を、親御さんはどう見ているでしょうか。その点が問われます。


 どうしても人は、逆境の中にある人や、失敗に見える状況にある人の、短所の方ばかり見てしまいがちです。本当は長所があるはずなのに、その長所ではなく、短所の方をクローズアップしてしまいます。不登校の状況にある子供に対しても、一般の人々はそのように見てしまいがちです。


 しかし、不登校の状況にあること=長所がないということにはなりません。それらはまったくの無関係です。いくら長所がたくさんあっても、不登校になる時はなります。むしろ、人の気持ちが分かるとか、そういう長所を持っている方が、不登校になりやすいと言えるかもしれません。


 子供のそばにいる親御さんだからこそ、子供自身も気づいていない長所、隠れた長所を見抜くことができます。その視線が、子供の自己否定感を解消し、自己肯定感を持たせるきっかけになります。







 


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