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不登校カウンセリングブログその1326.与えられた課題を済ませる習慣は、与えられた仕事を済ませる責任感に通じます―学校の勉強や宿題は下らないと考えている不登校の子供たちへ―


 これまでいろいろな人に出会ってきました。仕事に対する取り組み方では、与えられた仕事に対して、責任感を持って済ませていく人、そうでない人、いろいろでした。


 あくまで私の個人的見解になりますが、学生時代にしっかり勉強してきた人は、仕事に対する責任感が強く、与えられた仕事に取り組む傾向が強かったと感じています。それとは逆に、あまり勉強してこなかった人は、仕事に対する責任感がやや甘かったように感じます。


 もちろん、学生時代に勉強してきた人の中には、仕事に対してちゃらんぽらんで無責任な人はいましたし、学生時代はあまり勉強しなかったけれども、社会に出てからは仕事に一生懸命に取り組むようになった人もいます。


 ただ、傾向としては、勉強への取り組み方と仕事への取り組み方は、ある程度、比例の関係にあると言えるのではないでしょうか。


 考えてみれば、与えられた勉強にしっかり取り組むことと、与えられた仕事にしっかり取り組むことは、ほぼ同じことです。与えられた勉強にしっかり取り組む人は、与えられた仕事におしっかり取り組むでしょうし、その逆もまた然りです。


 「学校の勉強なんてくだらない。宿題なんて意味はない」というふうに考えている不登校の子供が、ときどきいます。その考え方を社会に出てからも持ち続けることは、少し危険なのかもしれません。その考え方を変えることがなかったら、仕事に対する責任感が軽い社会人になるかもしれません。


 人は成長しますし、どこかで変わることもあります。そのため、学生時代の今、与えられた勉強に取り組まなくとも、大人になったらしっかり取り組むようになる、と反論する人もいるでしょう。


 その通りです。学校の勉強は自分だけの問題ですが、社会に出てからの仕事は自分だけの問題ではなく、他人も関わってきます。そのことを知って、社会に出たら責任感を強く持って、仕事に取り組むようになる人はいます。


 ただ、社会に出る前に、できるだけいい習慣を身につけ、欠点を無くしていった方が、社会に出てから混乱することが避けられます。また、若い学生時代の方が、いい習慣を身につけやすいです。何が起こるか分からない時代になってきていますので、余裕のある時に、得られるものは得ておいた方がいいと思うのです。








 

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