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不登校カウンセリングブログその1357.教育に足りない、あと二つのことを補えば、不登校は減っていくと思います。


 現代の教育では、「知識を伝えること」に特化していると考えられます。英語、国語、算数・数学、理科、社会など、科目によっては暗記の部分が強いもの、理解の部分が強いもの、違いはありますが、共通することは、知識を伝えることです。現代の教育では、ほとんどそこに特化しています。


 知識を子供たちに伝えることは、現代の社会ではとても大切なことでしょう。これだけ高度で複雑化した知識社会の中で、しっかりと生きぬくためには、知識という武器は大切です。教育でしっかりと知識を身につけた子供の多くが、生き抜く力を得られるでしょう。


 ただ、現代の教育では、「知識を伝えること」に特化しすぎてしまって、子供にとって必要なことが足りていないと、個人的に考えています。不登校の増加という現象の要因の一つになっていると、私は推測しています。


 子供にとって、「知識を伝えること」以外に必要なこととは、


 人と円滑に付き合っていく方法

 これからの人生をどう生きていくかについて考えること


です。


 「人と円滑に付き合っていく方法」は、人間関係に疲れてしまって不登校になる子供が多い現代では、必要なことでしょう。今の子供は、人とうまく合わせようとしすぎる傾向が強いです。それで疲れてしまって、不登校になってしまうのです。


 そうならないよう、「人と円滑に付き合っていく方法」を教えることで、不登校になるのを防ぐことができるでしょう。人生の後になるほど、この方法は役に立つはずです。人間関係がうまくやれれば、人生はかなり生きやすくなります。


 「いじめは絶対にダメ」ということも、この方法の中に含まれます。いじめがまだまだ多い状況では、絶対に必要なことでしょう。


 「これからの人生をどう生きていくか考えること」も、同様に必要なことです。どうやって生きていくか、何をしていくか、考えないまま生きることはできます。周囲と同じように進学をし、就職していくことは可能です。それでも満足できる人はいますが、正直なところ、もったいない話です。自分はこういうことをしたい、こうなりたいという、生きる上での動機づけがあれば、少々の波風を受けても、前に進むことができます。


 生きる目的がないまま、学校に通い、勉強することに、ストレスを感じる子供もいます。そのストレスが高じて不登校になることがあるのです。生きる目的をしっかりとつかむことができれば、不登校になる子供を減らすことができるでしょう。











 

 

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