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不登校カウンセリングブログその1391.不登校の状況を変えるための手段その1―「理解と共感」「適切なタイミングのコミュニケーション」―


 不登校の状況を変えるために、いったい何をすればいいか、皆目見当がつかないという人もいらっしゃるでしょう。わが子が不登校になって間もない人で、まだ不登校のことを十分に調べていない人でしたら、何をすればいいのか、状況を変えるための手段にはどういうものがあるのか、分からないでしょう。


 そういう人のために、不登校の状況を変えるための手段を挙げていきたいと思います。


1 理解と共感

 子供の心を理解し、その心の中にある悩みや苦しみに共感することは、大事な手段となります。不登校の状況を変えて解決に導くには、子供の心が変化していくこと、その心の中にある悩みや苦しみを解消して、前に進もうという思いを抱けるようにすることです。

 そのためには、理解と共感が必要になります。人は、自分のことを理解してくれた相手を信頼します。そういう相手に心を開きます。不登校の状況にある子供は、心を閉ざしがちなので、心を開いてくれると、コミュニケーションを取りやすくなります。

 また、共感することで、悩みや苦しみが軽くなります。悩みや苦しみのもとはなくならなくても、共感してくれるだけで、抱えている悩みや苦しみは軽くなるものです。


2 適切なタイミングのコミュニケーション

 子供の心の変化を促すには、子供へのコミュニケーションが必要です。コミュニケーションは、言葉によるものが中心になりますが、それだけではありません。何も言葉をかけずに見守ることも、コミュニケーションの一つになります。

 そのコミュニケーションを行う際に、非常に重要なことは、「タイミングが適切であること」です。子供の心は変化していきます。その変化に合わせた、適切なコミュニケーションがあります。

 たとえば、不登校直後はたいてい、子供の心は傷ついていますので、慰めるようなコミュニケーションが適切でしょう。

 しかし、心の傷が癒されてきた時は、慰めるコミュニケーションは適切なものとはなりません。背中を押すような、勇気づけのコミュニケーションが適切となります。





 

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