不登校カウンセリングブログその1392.不登校の状況を変えるための手段その2―「言葉」「忍耐」「居場所づくり」―
- 不登校・引きこもりカウンセリング「エンゼルアカデミー」
- 2023年2月19日
- 読了時間: 2分

前回のブログに引き続き、不登校の状況を変えるために、いったい何をすればいいか、その手段を挙げていきたいと思います。
3 言葉
子供へのコミュニケーションが解決のための手段だと、前回のブログでは述べました。そのコミュニケーションの中心となるのが「言葉」です。言葉は、不登校の状況を変えていくための、最も効果のある手段です。
言葉を子供にかけることで、子供はその言葉を心で受け止めます。適切なタイミングであるのに加えて、その言葉が子供の悩みや苦しみを解消するような内容であれば、子供はかけられた言葉を心で受け止めます。受け止めて、その言葉について考え、心の中に抱いている悩みや苦しみが解消されていきます。
言葉によって、子供が抱えている悩みや苦しみを解消するためには、その言葉に重みが必要です。悩みや苦しみに共感した上で、どういう言葉であればそれらを解消できるか、考え尽くしたうえでの言葉が、「重み」のある内容となります。
4 忍耐
不登校の状況は、すぐには変わっていきません。子供の心の中にある悩みや苦しみは、簡単には解消されないからです。どんなに適切なコミュニケーションを行い、的確な言葉をかけたとしても、それですぐに状況が変化することは難しいです。
その時、子供に相対する人には、忍耐が求められます。状況がすぐには変わらないことに耐えることができれば、安定した心で子供にコミュニケ―ションを取り続けることができます。
しかし、忍耐することができないと、状況がすぐに変わらないことに焦ってしまって、その焦りが子供に伝わってしまいます。そうなると、子供が心を閉ざしたり、子供自身があせったりしてしまって、不登校の状況の変化にマイナスの影響を与えることがあります。
6 居場所づくり
不登校の子供は、学校に居場所をなくしています。そうなると、子供にとっての居場所は家庭のみになります。フリースクールなどに通っていたら、そこも居場所になりますが、そうでない場合は、家庭が唯一の居場所です。
その居場所を快適で安心できるものにすることで、子供は安心してそこで過ごすことができます。それは、子供の心にいい影響を与えます。その結果、心の中に抱えている悩みや苦しみが解消するまでの時間を短縮することができ、不登校の状況の変化を早めることができます。
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