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不登校カウンセリングブログその1398.「努力なんて無駄だ」と、不登校の子供が嘆いているのでしたら、「そんなことはないよ」と伝えたいです。


 自分自身の人生をふり返ってみても、無駄な努力はありませんでした。まだ、人生は半ばなので、結論を出すのはちょっと早いかもしれませんが、今の時点では、努力は何らかの形で実力となり、それが次の人生の展開につながっていると確信しています。


 不登校の状況にある子供の中には、その状況において絶望したり、自己否定感を強く持ったりして、「努力なんてやっても無駄だ」というふうに考えてしまっている子供もいるでしょう。そのような子供には、そんなことはない、努力は何らかの形で実力となり、それが次の人生の展開へとつながり、実を結ぶようになっていくと伝えたいです。


 努力しても、それが自分の思い描いた結果とならないことはあります。部活で、レギュラーになろうとしてもなれなかった、志望校に合格しようと努力しても不合格だった、そういうことはあります。一定期間で、あることを目標とした場合の努力は、無駄になるように思えることはあります。その通りです。


 ただ、その努力の過程では必ず、何らかの実力を得ています。先の例で言えば、志望校合格はできなくとも、一定の学力はついていますし、部活で努力することによって、体力や技量は得ています。それが、目標に到達していなかったということであって、何にもならなかったわけではありません。


 一生懸命に努力しても、目標に到達できなかったことはショックです。私にも経験があるから、その気持ちは痛いほどわかります。ただ、そこであきらめず、また別の目標を掲げて努力していくと、自分でも知らないうちについた実力によって、その目標に到達することができます。


 「努力なんて無駄だ」と考えてしまって、以降、まったく努力しなくなると、本当にそれまでやってきた努力は無駄になります。目標に到達できなかったショックを乗り越えて、また新たに歩き始めていけば、必ずその努力が何らかの形で実を結ぶ時がやってきます。




 

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