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不登校カウンセリングブログその1411.「もうだめだ」と思わなければ、不登校の状況から前に進めます。


 「思いの先行性」という言葉を聞いたことがあります。状況や行動を作り出すのが、「思い」すなわち心に描いたビジョンであるということです。


 こう聞くと、なんとなく宗教のようですが、日常生活の行動で私たちは使っています。例えば休日、どこかに出かける場合、「今日は映画を見に行こう」と心で決めてから、実際に映画を見に行くという行動をとります。まず思いがあり、次に行動や、その行動の結果としての状況が生み出されてくるのです。


 人は、心の中で思っていないことは、行動しません。その結果の状況も生まれません。例えば、どんなに野球がうまくても、「プロになろう」と思わなければ、プロになるための練習はしないでしょう。その結果としての、プロ野球選手になるという状況も出てきません。


 この「思いの先行性」の怖いところは、ネガティブなことを思い続けていたら、それが現実化するということです。不登校の状況にある子供が、しばしば、「もうだめだ」と心の中で思ってしまいます。そしてその言葉を口に出すことがあります。そう思っているうちは、前に進むことができません。「ダメだ」と思っているのですから、その「ダメ」である状況から抜け出すための行動をとろうという気持ちになれません。


 不登校の状況から抜け出すために大切なことは、子供が、「もうダメだ」と思っていないことです。そういう思いがあったら、それを変えていくことです。そうなっていけば、「自分はダメなんかじゃない」と思うようになれば、そのような行動をとっていき、やがて不登校の状況から脱出することができます。







 

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