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不登校カウンセリングブログその1414.不登校の子供を、しばらくそのままにしておいた方がいい時。


 子供が不登校になると、子供にいろいろと働きかけて何とか、不登校の状況から早く脱してもらいたいと、多くの親御さんが願うでしょう。子供の心の状態をよく見て、という条件はありますが、不登校の状況から早く脱してもらたいと、子供に積極的に働きかけるのは、間違った方法ではないと思います。


 ただ、しばらくそのままにしておいた方がいい時が、不登校の子供にはあります。子供にいろいろと働きかけず、そのままにしておいた方がいいという時です。そのような時に働きかけると、かえって逆効果になる時です。


 そのような時の一つが、子供がエネルギー切れを起こしている時です。このような時、子供は疲れ果てていて、何かをやれるだけの気力は残っていません。誰とも話したくない、静かな環境の中でゆっくり休みたいと願っています。

 不登校直後、子供はこのような状態になっていることが多いです。学校に行くのが嫌なのだけれども、行かなくてはならないと考えて学校に行き続けてきたはずです。そのような心境で学校に行き続けること自体、エネルギーを必要とします。ストレスもたまるでしょう。エネルギーが切れて、ストレスが最大になっているのが、不登校直後です。その時、子供は糸が切れたようになってしまって、何かをする気力も残されていません。

 そのような状態の子供には、何か働きかけるのではなく、静かに休む環境を整えてあげた方が、その後の回復も早く、またコミュニケーションも取りやすくなります。


 もう一つの時は、子供が深く傷ついている時です。不登校に至るまでの経験のや出来事で、子供が深く傷ついている時があります。こういう時、個人差もありますが、たいてい子供は、誰とも話をせず静かにしていたいと願っています。そのような時には、何か子供に働きかけるのではなく、そっとしておいた方がいいです。






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