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不登校カウンセリングブログその1417.子供の才能を開花させるためには。


 前回のブログに関係した内容、すなわち、子供の才能を開花させることについてです。


 子供の才能を開花させようと、幼児教育をする親御さんもいらっしゃいます。それを否定しませんが、ここでの才能は、30代や40代、あるいは50代に開花する、一般的な才能のことであり、そういう幼児教育ではすぐには開花しない才能のことです。


 まず、どの才能にも当てはまることですが、子供自身の興味・関心のある分野に、才能が埋まっています。やりたいこと、関心のあること、面白そうと思うことの中に、才能があるということです。才能が見つかり、開花するまでは、自分の興味があること、関心があることを見つけ、それらの分野を深堀していくことが必要です。


 そして、才能が開花するまでは、与えられた環境での基礎訓練をしっかりと積むことが必要です。基礎訓練とは、学校に通っている間はやはり勉強であり、社会に出て働いている間は仕事です。与えられた勉強、与えられた仕事をきちんとこなす必要があります。


 そうしたことを積み重ねていくことで、才能を開花させる土台となる力を蓄えることになります。その土台がないと、才能があっても開花することはありません。


 例えば、漫画を描くという才能があるとしましょう。ストーリーを考えて漫画にするという才能があったとしても、ストーリーを考えるには国語力が必要です。漫画にするのですから、デッサン力も必要でしょう。そうした力は、国語を学ぶという基礎訓練や、絵を描くという基礎訓練をしっかりとこなすことで得られるものです。


 何が必要となるか分かりません。「こんなこと、自分には面白くない」と考えてしまって、その時に与えられた基礎訓練を怠ると、才能を開花させる土台ができあがらず、せっかくの才能が開花しないまま、人生が終わってしまいます。基礎訓練をしっかりこなすことが、その後の人生において才能を開花させるために必要なことです。




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