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不登校カウンセリングブログその1418.結局、自分で努力し、工夫した勉強しか、社会に出てから残りません。

 

 子供が勉強する場合、大きく二通りの方法があります。一つが、自分で努力し、工夫して勉強する方法。もう一つが、塾や家庭教師などを活用して勉強する方法です。私は、塾講師も家庭教師もやったことがありますので断言しますが、塾や家庭教師を活用する勉強の方が、間違いなく短期間でいい成績を上げることができます。


 塾講師も家庭教師も、担当している科目のどこが重要であり、教材は何を使えばいいか、どういう勉強をすればいいか等、よく知っています。そのため、短期間で効率よくいい成績を上げる方法を、子供に伝えることができます。分からないところがあれば、すぐに聞けます。塾や家庭教師を活用する勉強の方が、成績を上げるという点では間違いなく有利です。


 ただ、問題なのは、社会に出てからもずっと、勉強は続くということです。勉強は、学校で終わり、ではありません。社会に出てからも勉強は続きます。むしろ、社会に出てからの勉強の方が、人生にとっては大きな影響を与えるかもしれません。自分の仕事についての知識や、最新の情報、仕事に関連することなど、常に勉強し続ける必要があります。


 そのような勉強においては、教えてくれる人は誰もいません。社会に出ての勉強は、自分でやるほかありません。関連する本や資料を見つけ、自分で読み込み、分からないことは自分で調べていく必要があります。


 その時、自分の力で勉強することができればいいのですが、塾や家庭教師に頼りっぱなしで、自分の力で勉強できない場合、何をどうやればいいか、分からないということになってしまいます。学校で学んでいる時は、あまりいい成績を出せなかった人が、社会に出てから実力を発揮することがあるのは、そういう人は自分で努力し、工夫して勉強した経験があるからです。そういう勉強法は、塾や家庭教師を活用する勉強法にくらべて、短期間でいい成績を上げるのは難しいかもしれません。ただ、そこで身につけた、自立自習というスタイルそのものが、資産になりうるのです。


 勉強は、成績だけが問われるのではなく、どうやって勉強したかというプロセスも重要になります。




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