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不登校カウンセリングブログその1444.わが子の不登校を解決するために必要なこと-その日一日にできることを積み重ねていく-


 わが子が不登校になった親御さんにとって、最も辛いことの一つが、不登校の状況がいつ解決するか、まったく分からないことでしょう。不登校が解決するまでは数カ月、時には数年、かかることもあります。かなり長い時間です。それだけ長い時間がかかる一方、それがいつ解決するか分からないという状況は、地図に載っていない道を歩いているようなもので、不安や焦りが積み重なっていきます。


 このように、先の見えない状態の中で、できるだけ不安や焦りを軽くして歩んでいくために必要なことは、その日一日にできることを積み重ねていくことでしょう。


 不安や焦りは、結局、現在いる時点から手の届かない、ずっと先のゴールばかりに意識が向かってしまうために起こっていることです。愛するわが子が、早く不登校の状況から脱出してほしいと願うのは親心ですから、ゴールである「不登校の状況からの脱出」に意識が向かうのは当然です。ただ、そのゴールに到達できるのは、その日一日、不登校の解決のために行った努力が積み重なったからです。


 不登校の状況にあるわが子に対して、その日一日やれることをやっていく、それしか親にできることはありません。一日、何かやったからといって、それですぐに不登校の状況が変わるわけではありません。何も変わっていないように見えます。


 しかし、そのように何も変わらないように見える「一日」が積み重なって、不登校の状況が変わり、解決していきます。解決を目指しつつ、その日一日に意識を集中してできることは何かと考えていくことで、不安や焦りに意識が向かうことを避けることができます。









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