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不登校カウンセリングブログその1445.不登校初期の、子供への理解の早さが、その後の展開に大きな影響を与えます。

 

 不登校初期は、不登校になった子供と親の間でぶつかり合いが生じる時期です。親は子供に学校に行ってほしいと願い、子供は一日でも早く、学校に行かずに家で疲れた心身を休めたいと願っています。そのようなお互いの願いがぶつかり合い、「学校に行きなさい!」「行きたくない!」というふうに衝突するのが、不登校初期です。


 ただ、この時期において、そうしたぶつかり合いを避けて、できるだけ子供の願いを受け入れることが、その後の不登校の状況の展開に、大きな影響を与えます。その影響とは、子供が抱く自己否定感が軽くなり、不登校の状況から出ていこうという心になりやすくなる、ということです。


 子供が不登校になる時、大部分の子供が、「他の子供が普通にできていることを、自分は出来ていない。だから自分はダメだ」と思い込み、自己否定感を抱いています。その自己否定感は、特に、他人と自分とを比較する傾向が強くなる思春期に強くなります。


 そして、その自己否定感が後々まで、不登校の状況から脱出しようという意思の妨げになります。不登校の状況から出たいと願っても、「自分はダメだ」という思いから、自信を失ってしまって、なかなか行動に移せないのです。


 不登校初期において親御さんが、わが子の不登校の状況をできるだけスムーズに受け入れると、この自己否定感を和らげることができます。そのように受け入れてもらえたら、「自分の親は、自分のことを受け入れてくれた。不登校になることを受け入れてくれた」と感じますので、その分、自己否定感が軽くなります。不登校の状況で後々まで影響する自己否定感が軽くなれば、不登校の状況が解決に向かう時間を短縮することができます。








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