不登校カウンセリングブログその1448.不登校の子供の反応を見つつ、コミュニケーションをとる大切さ。
- 不登校・引きこもりカウンセリング「エンゼルアカデミー」
- 2023年4月17日
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知人で、ちょっと気の毒な人がいます。よく話をする人なのですが、相手の反応を見ることなく、一方的に話をする傾向が強いのです。そのため、聞く側が、「そんなにその話を聞きたくはない」と心の中で思っていて、表情にその思いが出ていても、それにまったく気づくことなく、ずっと話続けていて、あまり人から好かれなくなっているのです。
そのようなコミュニケーションをとる傾向がある人ですから、その人の周囲に人が集まったり、話しかけたりすることはありません。その人に何か用がない限り、まず積極的にその人に話しかけることはありません。その人が一方的に他人に話しかけることで、コミュニケーションは成立しているのですが、本人は、自分が避けられていることに気づことはありません。相手の反応を見ないからです。
その人のコミュニケーションを見ていると、不登校の子供とコミュニケーションをとる時、子供の反応をよく見ることが、非常に大切だと実感します。不登校の状況にある子供は、あまり心の内を表情にあらわすことはありません。そのため、子供とのコミュニケーションで、子供が不満を感じていても、その不満を表情に出しません。「そういう話は今、聞きたくない」「自分の話を聞いて欲しい」というような不満があっても、話している側は分からずにコミュニケーションをとり続けます。子供の側で不満が蓄積されていき、それが心の限界をこえると、親に心を閉ざしたり、激しい言葉をぶつけたりして、親子のコミュニケーションが閉ざされる可能性があります。
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