不登校カウンセリングブログその1451.不登校の子供が、周囲の人と話さない場合は、しばらくそっとしておいてください。
- 不登校・引きこもりカウンセリング「エンゼルアカデミー」
- 2023年4月21日
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不登校になって、親を含む周囲の人と話さない子供がいます。こういう場合、親としてはどう対応していいか、迷うところですが、どのように対応すればいいのでしょうか。
このような状態になっているのはたいてい、不登校直後です。不登校になった直後、誰とも話そうとせず、黙ったままのことがあります。この時、親に対して何か、悪感情を持っているわけではありません。不登校直後、誰とも話そうとせず黙ったままなのは、エネルギー切れで誰かと話す気になれないか、あるいは心の傷が深くて話す気になれないか、です。
大人でも、心身ともに疲れ果てている時は、誰とも話さずに静かにしていることはあるでしょう。静かにしていて、ひたすらエネルギーをためているのです。
心の傷が深い場合も、黙っていたいと思うことがあります。少々の傷なら、誰かと積極的に話すことを望みますが、あまりにも傷が深いと、誰かと話すだけの余裕もなく、黙っていたいと願います。
このような理由で、誰とも話そうとしないのでしたら、周囲の人がやるべきことは一つです。静かに見守ることです。不登校の状況を変えて、早く解決したいと願っている親御さんには辛い選択肢かもしれません。しかし、焦って話しかけても、おそらく逆効果でしょう。元不登校の子供が、当時のことをふり返って、「誰とも話せず、何もできない時があって、そういう時は何もせず待ってほしい」と語っている、不登校関連の本を時々目にします。何もできず、ただ静かな環境で休んでいたい状態ですので、こういう時ばかりは、見守るほかありません。
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