不登校カウンセリングブログその1453.不登校の子供が「学校に行きたいけれど行けない」と話す場合の、本当の気持ち。
- 不登校・引きこもりカウンセリング「エンゼルアカデミー」
- 2023年4月23日
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結論から先に書きますと、不登校の子供が「学校に行きたいけれど行けない」と話す場合、本当は「学校に行きたくない」と思っているのでしょう。
子供をディズニーランドに誘って、子供が「行きたいけれども行けない」と話している場合、「そういうことがあるのだろうか」と思ってしまうでしょう。同じように、家族旅行に誘って、子供が「行きたいけれども行けない」と話しているとしたら、やはり「本当にそうなのかな」と思ってしまうでしょう。子供は、ディズニーランドに行きますし、家族旅行にも行くでしょう。子供が、「学校に行きたいけれども行けない」と話す場合は、やはり行きたいとは思っていなくて、行きたくないと思っているのが本当の気持ちなのでしょう。
ではどうして、学校には行きたくないのに「行きたいけれど行けない」と言うのでしょうか。それは、不登校になる子供も、「学校に行かなければならない」と考えているからです。不登校になる子供も、他の子供と同じように学校に行かなければならないとは考えています。そのように考えているけれども、行きたくない状態にあり、その気持ちをそのまま表現するのはためらわれるのです。
そのようにためらいの気持ちが出てくるのは、他の子供が普通にできることを、自分は出来ないことを認めたくないからでしょう。思春期になれば、他人を強く意識し始めます。そのため、他人と自分を比較する気持ちが強くなります。他人と比較して、他人に出来て自分に出来ないことを認めたくないと考えます。そのため、「学校に行きたくない。行けない」という本当の気持ちを、表に出せないのでしょう。
そういう気持ちを指摘する必要はありませんが、不登校の子供とコミュニケーションをとる時は、そういう気持ちを抱えていることを理解しておくと、コミュニケーションがスムーズになります。
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