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不登校カウンセリングブログその1455.不登校の子供を、無理やり学校に行かせようとした場合の、子供に与えるマイナスの影響。

 

 子供が不登校になると、無理やり学校に行かせようとする人がいます。その場合の、子供に与えるマイナスの影響について、挙げていきます。


1 子供が心を閉ざす

 子供は、何か理由があって「学校に行きたくない」と思っています。そのような子供に対して、その理由も聞かずに、無理やり学校に行かせようとすると、「親は自分の気持ちを理解してくれない」と子供は感じ、親に対して心を閉ざしてしまいます。

 心を閉ざしてしまいますと、その後の親子間のコミュニケーションが難しくなり、不登校を解決しようとコミュニケーションをとろうとしてもできなくなってしまいます。


2 子供の自己否定感が強くなる

 不登校になると、子供は「自分は、他の子供が普通にできることができない」と考え、「自分はダメだ」と自己否定感が強くなります。

 ただでさえ、そのように自己否定感が強くなる状況で、さらに無理やり親から学校に行かされると、「親は自分のことを受け入れてくれなかった」と考えます。それが自己否定感をさらに強めることとなります。


3 親子間の信頼関係を損ねる

 子供が心を閉ざすということは、親子間の信頼関係を損ねる可能性が出てきます。



4 不登校が長期化し、引きこもりになる危険性を高めます

 子供が心を閉ざすのですから、不登校を解決するには、まず閉ざした心を開くためのコミュニケーションが必要です。それは不登校を長期化することを意味します。

 また、自己否定感をより強めることにもなりますので、強めてしまった分、それを薄めるための時間もまた、より長くなることになります。

 不登校が長期化すると、それが引きこもりと呼ばれる状態になる危険性も出てきます。



 不登校になった子供を、無理やり学校に行かせようとするのは、まさに「百害あって一利なし」という結果になりかねません。






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