不登校カウンセリングブログその1455.不登校の子供を、無理やり学校に行かせようとした場合の、子供に与えるマイナスの影響。
- 不登校・引きこもりカウンセリング「エンゼルアカデミー」
- 2023年4月24日
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子供が不登校になると、無理やり学校に行かせようとする人がいます。その場合の、子供に与えるマイナスの影響について、挙げていきます。
1 子供が心を閉ざす
子供は、何か理由があって「学校に行きたくない」と思っています。そのような子供に対して、その理由も聞かずに、無理やり学校に行かせようとすると、「親は自分の気持ちを理解してくれない」と子供は感じ、親に対して心を閉ざしてしまいます。
心を閉ざしてしまいますと、その後の親子間のコミュニケーションが難しくなり、不登校を解決しようとコミュニケーションをとろうとしてもできなくなってしまいます。
2 子供の自己否定感が強くなる
不登校になると、子供は「自分は、他の子供が普通にできることができない」と考え、「自分はダメだ」と自己否定感が強くなります。
ただでさえ、そのように自己否定感が強くなる状況で、さらに無理やり親から学校に行かされると、「親は自分のことを受け入れてくれなかった」と考えます。それが自己否定感をさらに強めることとなります。
3 親子間の信頼関係を損ねる
子供が心を閉ざすということは、親子間の信頼関係を損ねる可能性が出てきます。
4 不登校が長期化し、引きこもりになる危険性を高めます
子供が心を閉ざすのですから、不登校を解決するには、まず閉ざした心を開くためのコミュニケーションが必要です。それは不登校を長期化することを意味します。
また、自己否定感をより強めることにもなりますので、強めてしまった分、それを薄めるための時間もまた、より長くなることになります。
不登校が長期化すると、それが引きこもりと呼ばれる状態になる危険性も出てきます。
不登校になった子供を、無理やり学校に行かせようとするのは、まさに「百害あって一利なし」という結果になりかねません。
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