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不登校カウンセリングブログその1479.「不登校を解決するためには、お母さんが変わる必要があります」という言葉を鵜呑みにしないでください。


 「不登校を解決するためには、お母さんが変わる必要があります」と、不登校の相談機関から言われたことはないでしょうか。あるいは、本やネットなどで見たことはないでしょうか。この言葉を鵜呑みにしないでいただきたいと思うのです。


 不登校は、必ずしも親子関係が要因で起こるわけではありません。さまざまな要因がからみあって起こります。学校の雰囲気、友達との関係、思春期の心理、本人の性格、等々、さまざまな要因が絡み合って起こります。やみくもに、「うちの子が不登校になったのは、母親である自分のせいだ」と考えて、母親としてのあり方、子供への接し方を変えようとしても、親子関係が要因で不登校になったのであれば、不登校解決の道筋としてはいいかもしれませんが、そうでなければ、的外れの行動になってしまいます。


 また、「自分が変わらないといけない」と考えて、それが自分自身を追い込むようなレベルにまでなってしまいますと、お母様の心が揺れるでしょう。その心の揺れが、子供に伝わってしまいます。「うちのお母さんは、カウンセラーから『お母さんが変わる必要があります』と言われて、それで自分を追い詰めてしまって、お母さんの心がすごく不安定になっていた」ということを、ある不登校の子供から聞いたことがあります。


 不登校の要因はなかなか分かりにくい面があります。わが子の不登校がなぜ起こったのか、つかみにくいかもしれませんが、短兵急に「母親である自分に要因があるのだから、自分が変わらないといけない」と思い込んでしまうのではなく、できるだけ冷静になって、不登校になった要因を考えてみてください。それでももし、親子関係に要因があるのでしたら、また改めて、「母親である自分のどこを変えるべきか」と冷静に考えてみてください。






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