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不登校カウンセリングブログその1486.不登校の子供がいて、心が落ち着かない場合は、大変だとは思いますが、まず親御さんがご自身の心を落ち着かせることが、不登校解決の出発点になります。


 不登校の子供がいて、家にいても心が落ち着かず、何とかしてほしいのにどうにもならないと悩んでいる親御さんは多いでしょう。お父さんとお母さんのどちらが悩んでいるかといえば、お母さんの方がより悩んでいるのではないでしょうか。


 こういう場合は、本当に大変だとは思います。大変だとは思いますが、まず親御さん、特にお母さんが、ご自身の心を落ち着かせることが、不登校解決の出発点になります。子供にまったく、この状況を変えようという意思を感じられなくて、むしろこのまま引きこもりになりそうな気配すらあって、お母さんの方が誰かに助けてほしいと感じる状況なのに、それでも自分の心を落ち着かせなければならないのか、と反感を覚えるでしょう。


 もちろん、お父さん、つまりご主人の方にも、同じように心を落ち着かせていただければ、お母さんの心の支えになりますし、ご夫婦で力を合わせて、不登校の状況に対応できることになります。


 ただ、子供と接する頻度が高いのはやはりお母さんの方ですので、お母さんが心を落ち着かせると、子供にいい影響を与え、不登校の状況が変わる速度を速めることにつながります。


 「不登校が解決となるのは、子供の心が変わり、その心が落ち着くことなのだから、子供が自分の心を落ち着かせることが先ではないのか」と思われるお母さんもいらっしゃるでしょう。その通りです。不登校の解決とは結局、子供の心が落ち着いていき、その中に自信と希望が灯って、前に進んでいくことです。ただ、まだ精神が大人ほど発達していない子供、不登校の当事者である子供に、自分の心を落ち着かせることは難しいです。


 そうなるとやはり、お母さんがまずご自分の心を落ち着かせることから、不登校の対応は始まることになります。他人の心をコントロールすることはできませんが、自分の心をコントロールすることはできます。


 そして、自分の心の状態は、他人の心の状態に影響を与えることになります。そのための時間はかかりますが、お母さんの心の落ち着いた状態が、やがて子供に伝わっていきます。








 

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