不登校カウンセリングブログその1489.不登校の「葛藤期」。子供のネガティブな言動に耐えて、解決する希望を抱き続けることが、不登校を解決に導きます。
- 不登校・引きこもりカウンセリング「エンゼルアカデミー」
- 2023年5月28日
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不登校の子供が、心の中の葛藤を表に出してくる「葛藤期」は、そばにいる親御さんにとって、非常に辛く感じる時期ではないでしょうか。不登校の子供は、その性格にもよりますが、心の中の葛藤を親にぶつけてくることが多いです。
「自分がこうなったのは親のせいだ」
「もうずっと自分はこのままだ」
「学校に行ったって、何の意味もないじゃないか」
「生きていたって無駄」
というような、ネガティブな言動を親御さんにぶつけてきます。
ただでさえ、自分の子供が不登校になって、「これからどうなるんだろうか。もしかしたらこのまま、引きこもりになるのではないか」と不安になっているところに、子供からのそうしたネガティブな言動をぶつけてきたら、その不安がさらに大きくなってしまうでしょう。その結果、もう子供と接する気持ちをなくしてしまったり、不登校を解決しようという気持ちをなくしてしまったりするのではないでしょうか。
こういう時こそ、子供のそうしたネガティブな言動に耐えて、「不登校を解決する!」という希望を強く持つべきです。「言葉で言うのは簡単だ。そんなに簡単にできるわけない」と思われるかもしれません。その通りです。ご自分の心の中に不安を抱えていながら、子供のそうしたネガティブな言動に耐えるのは、本当に難しいことだと思います。
しかし、家族全員が、ネガティブな考えに染まってしまったら、不登校を解決しようという人が誰もいなくなってしまいます。ここは耐えることが求められるのです。
子供が落ち着いていけばーそれには何か月か、場合によっては何年かかかるかもしれませんがーそのような言動はなくなっていき、子供自身が前に進もうという気持ちになっていきます。その時が不登校の状況を変えていき、解決への歩んでいくチャンスです。
子供のネガティブな言動に耐えるには、折れそうな心を何度も何度もつなぎ合わせていくほかありません。その都度、「必ず不登校を解決する!」という気持ちを取り戻していくほかないのです。辛い時期だと思いますが、耐えただけの結果は必ず現れます。
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