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不登校カウンセリングブログその1490.「不登校になっている自分には価値がない」と思ってしまっている子供に、どのように接してあげるべきなのでしょうか。


 「不登校になっている自分には価値がない」と思ってしまっている子供がいます。そのように思っている子供に対しては、どのように接してあげるべきなのでしょうか。


 こういう思いになっている子供は、その苦しい思いから、そばにいる親御さん、特にお母さんに、マイナスのことばかり話す傾向があります。

 「自分はもうだめだ。一生このままだ」

 「自分がこうなったのはお母さんのせいだ」

 「どうせ何をしたって無駄だ」

というようなことばかり話します。聞かされるお母さんにとっては、辛い状態でしょう。


 ただ、その言葉をまともに受けてしまうと、お母さんもその心がマイナスの方向に向かってしまいます。子供が不登校になっているという事実だけで、お母さんの心は不安でいっぱいなのに、さらに子供からマイナスのことばかり聞かされるのはたまらないでしょう。しかし、そこはぐっとこらえて、心がマイナスの方向に向かわないようにして、子供と接することが大切です。


 また、「不登校になっていても、価値がないなんてことはない」という考え方をして、子供と接してあげるべきです。それとは逆に、「不登校になったうちの子供には、価値がない」というような考え方をしていたら、それは子供に伝わってしまいます。


 この時、不登校についての認識を、変える必要があるかもしれません。自分の子供が不登校になるまでは、不登校についてそれほど詳しく知らないので、不登校をダメなことというふうにとらえがちです。その認識を変えて、不登校になってもそれは決してダメなことではないと、不登校になってもその先に続く道はあって、そこで終わりというわけではないというふうに、認識するべきなのでしょう。


 不登校になっていて、時にお母さんにマイナスの言葉をぶつけてくる子供に対しては、どうしても「うちの子はダメだ」というふうに思ってしまいがちでしょう。実際、SNS等を見ていて、そういう書き込みをしている方もいらっしゃいます。


 ただ、そこはやはり親子です。長年、精神的な交流をしてきて、お互いに愛情を与え合った親子関係であればこそ、たとえ今、子供がそういう状態になっていたとしても、そしてその状態に親が影響を受けたとしても、時間がたって落ち着いてきたら、「うちの子はダメなんかじゃない。価値がないなんてことはない」と思い直して、接していけるのでしょう。








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