UA-139114584-1
top of page

不登校カウンセリングブログその1492.「昭和の時代」の考え方が必要なのでしょう―「自分はダメだ」「自分の将来には希望がない」と思い込んでいる不登校の子供へ―


 私は昭和生まれです。高校を卒業した時に、時代は平成に突入しました。よって、少年時代は昭和であり、大人の仲間入りしていったのは平成以降ということになります。


 そして、昭和の時代は、「頑張れば人生を上がっていける。希望を抱くことができる」という時代であり、平成に入っていくとだんだん「頑張っても報われない。希望はない」という時代になっていったように感じます。


 もちろん、昭和といっても60年以上ありますから、もっと時代を細かく見ていくと、時代に対して抱くイメージは異なるでしょう。高度経済成長の時代と、オイルショックの以降の時代とでは、やはり微妙に違います。ただ、昭和という時代は、「明日は今日よりも素晴らしい。明後日は明日より素晴らしい」ということをイメージできる時代だったと思います。そのイメージのもと、人々は努力していった時代だったでしょう。


 私は、その昭和の時代の考え方、つまり、「頑張れば人生を上がっていける。希望を抱くことができる」という考え方を持っています。その考え方の方が、「頑張っても報われない。希望はない」という考え方よりも真実に近くて、また人々を幸福にできると思っています。


 確かに、社会全体として見たら、景気が全体的に良かった昭和の時代の方が、景気が低迷していった平成・令和の時代よりも、努力が報われやすく、希望も抱きやすかったのは事実です。例えば、何か起業をしたとして、景気のいい昭和の時代の方が成功しやすい、と言うようなことはあると思います。ただ、個人レベルで見たら、頑張ったら人生を上がっていけるという考え方は、現代でも通用すると思うのです。


 「自分はダメだ」「自分の将来には希望はない」というふうに考えてしまって、今の状況から抜け出す努力をしようとせず、あきらめてしまっている不登校の子供がいます。そういう子供には、昭和の時代の「頑張れば人生を上がっていける」という考え方を知り、信じて、実行してもらいたいと思うのです。「頑張ったって、努力したって、仕方がない」というふうに考えてしまっているのでしたら、すぐに昭和の考え方を受け入れることはないでしょう。反発してくるはずです。


 ただ、昭和の考え方の方が真実であり、人を幸福にするものです。繰り返し、繰り返し、伝えていけば、やがて子供もその考え方を受け入れてくるのではないでしょうか。








Comments


bottom of page