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不登校カウンセリングブログその1495.「頑張って」学校に通っている間は、まだ不登校が解決したことにはなりません。


 長年、不登校だった子供が、学校に再び通い始めた「回復期」。何とか不登校を解決したいと頑張ってきた親御さんにとっては、嬉しい時期です。「長かった不登校も、これでやっと解決した」と安心することができるでしょう。


 その安心がゆらぐようなことを書いてしまって、大変に申し訳ないのですが、まだ不登校が解決したわけではありません。もし、子供が、「頑張って」学校に通っているのでしたら、再び不登校になる可能性があります。


 普通は、学校に行くのに、それほどエネルギーを消費しません。「頑張って」通う必要はないのです。「頑張って」通ってはおらず、持っているエネルギーをあまり消費しないので、全エネルギーがなくなることもないでしょう。続けて学校に通うことができます。


 しかし、不登校の回復期、「頑張って」学校に通っているということは、子供にとって学校に通うことはまだ、頑張らなければならない行動であるのです。それだけ、エネルギーを消費する行動になっているのです。


 回復期に入ってすぐの子供は、再び学校に行くだけのエネルギーは回復していますが、他の子供に比べると十分にたまっているとは言えない状態です。もとからエネルギー量が多くない状態で、頑張って学校に通い、エネルギーを消費しているのですから、遠からずエネルギーがなくなってしまうことになるでしょう。


 不登校の子供が、学校に行けるようになったのに、再び不登校になることが多いのは、そういう背景があるのです。もし、まだ「頑張って」学校に行っているようであれば、最初からアクセル全開にしないで、無理のない形で学校に行けるよう、支えてあげるべきなのでしょう。






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