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不登校カウンセリングブログその1497.親御さんが、不登校の状況の中でも希望を見出す姿勢が、子供が希望を見出すことにつながっていきます。


 子供が不登校になっていることは、親御さんにとっては希望を見出す状況にはならないでしょう。不登校になっていて、大部分の子供が苦しい状態です。その状態を見ていたら、親御さんも苦しい気持ちになるでしょうし、子供の将来に対して暗い気持ちになるでしょう。


 しかし、この状況の中で、親御さんが希望を見出そうとする姿勢が、子供が希望を見出すことにつながっていきます。その結果、不登校の状況から早く脱出することになります。


 人と人とは、お互いに影響を与え合っています。一方の考え方や言動が、他方の考え方や言動に影響を与えます。最も長い時間、そばにいる親子が、最も影響が大きい関係でしょう。不登校の子供が、将来を悲観していたり、自己否定感で苦しんでいたら、そばにいる親御さんもそうなります。親子の間の影響力の強さの現われです。


 ということは逆に、親御さんの考え方や言動が、子供に影響を与えうるということにもなります。親御さんが、子供が不登校という状況の中でも、希望を見出そうとしている姿勢が、子供にも影響を与えます。「今は不登校だけれども、必ずこの状況から出ていくことができる。そうしてこの子は幸福になれる」と希望を見出そうとすれば、今は絶望している子供も、自分の将来に希望を見出そうとするようになるでしょう。


 この時、二つのハードルが出てきます。一つが、子供が不登校という状況で希望を見出そうとすることができるかどうか、というハードルです。普通に考えると、人は、自分の置かれた環境に影響を受けます。苦しい環境なら、苦しい気持ちになります。


 ただ、人は自分の心の状態を、自分で決めることができます。たとえ苦しい環境でも、その環境からの影響に負けず、「希望を見出そう」と決意すれば、心の中は希望で満たすことができます。


 もう一つのハードルは、子供からの影響です。暗い気持ち、辛い気持ちを抱えている子供の姿を目の当たりにし、マイナスの言動をとってくる子供からの影響は、やはり大きいものがあります。実際、そうした子供の姿や言動に、心を乱されることもあるでしょう。


 しかし、それに負けずに、「希望を見出そう」という姿勢を守り続けることはできます。親御さんのそうした姿勢は、最終的には子供の心に浸透し、不登校の状況を変えていく力となります。








 

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