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不登校カウンセリングブログその1507.勉強する習慣がないという、不登校の子供には、まず子供が関心を持ちそうな本を読むことを勧めてはいかがでしょうか。


 勉強する習慣がない不登校の子供が、勉強する習慣を身につけることは、不登校の状況から脱出するのにかなり有効な手段となります。勉強することで「分かった!」ということの積み重ねから、自信を取り戻せますし、学力がつけば学校に戻っても、授業についていけますので、学校に戻ってみようか、という気持ちになりやすいです。


 ただ、そうした子供の親御さんからすると、「それは絵にかいた餅だ」と思われるかもしれません。勉強する習慣がない子供が、勉強する習慣を身につけることは、不登校の状況を変えるためにも有効な手段であることは分かり切っているでしょう。分かっていながら、そのような習慣を持たせることはできないのです。


 私も、不登校になるまでずっと、勉強する習慣がなかった子供が、不登校になっている状況の中で、勉強する習慣を持つことは不可能に近いと思います。それまでしっかりと勉強してきた子供でさえ、不登校の状況の中では勉強することはありません。それなのに、勉強する習慣がなかった子供が、不登校の状況で勉強するようになることは、まずありえないことでしょう。


 確かに、勉強する習慣を身につけることは難しいことですが、読書する習慣を身につけることはまだ比較的容易です。勉強することの基本は「読むこと」です。読書する習慣を身につけることができれば、勉強する習慣を身につけるハードルは低くなります。


 私は、不登校の状況にある子供には、不登校についての本を勧めてみるのが、本を読むきっかけになると思っています。元不登校の子供が書いた本などは、不登校の状況にあった時の気持ちが書かれていて、子供の共感を呼びやすく、また関心も持たせやすいです。子供が関心を持ちやすく、読みやすい本から始めることで、本を読む習慣を持つきっかけになるかもしれません。







 

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