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不登校解決ブログその1516.子供の不登校に対応する際、学校側にも不登校になる原因があることを理解しておいてください。


 子供が不登校になると、どうしても子供に何か原因があるのではないか、と考えてしまいます。子供に何かしら原因があって、学校に行くことが出来なくなっている、というふうに考えてしまうため、子育てに問題があったのではないか、と親御さんは落ち込んでしまうのでしょう。


 不登校になるのは、本当にさまざまな原因があります。一つだけの場合もあれば、複数の場合もあります。もし、学校側に不登校になる原因がある時、そのことを理解しないまま、「子供に何か原因がある」というふうに考えてしまいますと、不登校の対応が間違ってしまう危険性があります。「学校が悪い」とばかり考えてしまって、学校を感情的に責めるのは建設的ではありませんが、子供を不登校にしてしまっている学校の側の状況を正しくとらえることは、不登校の対応をより適切なものに役立つでしょう。


 学校でのいじめや、教師による暴力・暴言が原因で不登校になっているとしたら論外であり、学校側に改善を求める必要があります。不登校対応に欠かせないことです。


 対応が難しいのは、学校には問題があるものの、そこまでの対応を求めるほどではない、というレベルです。そのような問題で比較的よく聞かれるものは、人間関係です。


 いじめがあるわけではないけれども、クラスの人間関係の中で学校生活を送っていると、心が揺らぎ、安心感が損なわれ、他人の存在に対して恐怖感を抱くようになり、不登校になってしまった、というようなケースです。いじめを受けているのなら、学校に対応を求めることができますが、そうでないケースでは、対応を求めることはできません。


 「うちの子供は、荒れている公立には行かせたくない。私立に行かせたい」という親御さんの声をしばしば聞きます。こういう声に、今の学校の現状を感じ取ることができるのではないでしょうか。道徳などを教えることがなくなり、学校が弱肉強食に近い環境になっていれば、そのような場に行きたくないと、不登校になる子供の気持ちも理解できます。


 不登校の背景には、学校側の問題もあるということを、不登校の対応をする人は理解しておくべきでしょう。







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