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不登校カウンセリングブログその1524.「何をしたらいいか」と最も迷う不登校初期。不登校の子供のために何をしたらいいのでしょうか?


 子供が不登校になった直後。ご家族、特にお母さんにとっては、「何をしたらいいのか」と、最も悩む時期でしょう。優先順位の高い方から、この時期にやるべきことを挙げていきたいと思います。


1.お母さんがご自身の心をできるだけ落ち着かせる

 日本ではあまり、不登校の子供の周囲のご家族に対するケアを重視していませんが、海外ではそのケアが重視されています。私も、カウンセリングの経験で、ご家族、特にお母さんに対するケアの大切さを実感しています。

 お母さんの心が落ち着くと、本当に子供にいい影響を与えます。心が落ち着いただけで、何も子供にアプローチしていないのに、子供の心が変化し、不登校の状況がいい方向に変化していきます。

 不登校の状況にある子供は、周囲の動向に対して非常に敏感になっています。そばにいるお母さんの心が落ち着くと、それが子供に伝わり、子供の心も落ち着いていきます。


2.不登校を受け入れる

 これは、よく聞かれることだと思います。私も、これは正しいことだと思います。不登校を受け入れることで、「早く学校に戻さなきゃいけない」という思いが軽くなっていき、そういう言葉を子供に話さなくなっていきます。

 不登校初期の子供は、「学校に行きなさい」「いつになったら学校に行けるようになるの?」という言葉を聞くと、心がますます不安定になります。この時期の子供にとっては「禁句」です。そのような言葉を、子供に話さなくなれば、子供の心は安定していきます。

 しかし、不登校を受け入れるのは簡単なことではありません。親心としては、「早く学校に戻ってほしい」と願うのが、自然な気持ちだからです。不登校を受け入れるためには、「1.心を落ち着かせる」ことが必要です。お母さんが心を落ち着かせたとき、不登校を受け入れることができるようになっていきます。


3.子供の心の状態をよく見る

 子供の心の状態をよく見ることは、不登校初期に限らず、不登校のすべての段階において、重要なことです。子供は今、何を考えているのか、何を悩んでいるのか、どういう不安を抱えているのか、などをしっかりと理解することで、その心の状態に合った言葉をかけることができます。そのような言葉の積み重ねで、子供は心がだんだんと前向きになり、不登校は解決していきます。







 

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