不登校カウンセリングブログその1525.不登校の対応で「子供の気持ち」をよく見る必要性。
- 不登校・引きこもりカウンセリング「エンゼルアカデミー」
- 2023年7月3日
- 読了時間: 2分

不登校の対応では、「子供の気持ち」をよく見ることが重要だと考えています。子供が今、どういう気持ちなのか、何を悩んでいるのか、将来のことについて何を考えているのか、そういうことをよく見ることが、不登校の解決のためには重要なことです。
「子供の気持ち」をよく見る必要性は、元不登校の、当時の気持ちを語った言葉に集約されています。
「自分の気持ちを聞いて欲しかったのに、聞いてもらえなかった」
不登校の子供の気持ちをよく見ることは、難しいです。多くの子供は思春期であるため、親からの独立心も芽生えてきて、あまり心の内を語ろうとしません。加えて、不登校の状況にあることで、「心の内を誰にも知られたくない」という気持ちもあって、さらに心の内を語ろうとしなくなります。
心の内を語ろうとしないけれども、やはり誰かに聞いて欲しいという気持ち。そうした矛盾した心の状態にあるのが、不登校の子供、特に思春期の不登校の子供です。
そのような子供の気持ちをよく見て、理解しようとすることで、子供は「自分のことを理解しようとしてくれている」と感じます。そのように感じた相手には、心を開いていきます。心を開いていけば、心の内を語るようになります。
その結果、何を悩んでいるのか、何を苦しんでいるのかを、よりはっきりとつかむことができるようになります。はっきりとつかむことができるようになれば、子供へのコミュニケーションにおいて伝える、悩みや苦しみを軽くする言葉を、より適切な内容にすることができます。そうなれば、子供の心の中にある悩みや苦しみが軽くなり、不登校の状況が解決に向かっていきます。
不登校の状況が、より混乱するのは、子供の気持ちが分からず、その気持ちを逆なでするようなコミュニケーションをとってしまうからです。子供の気持ちをよく見ることは、そうしたことを防ぎ、不登校の解決をよりスムーズにしていきます。
Kommentare