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不登校カウンセリングブログその1527.「生きていて希望はない。絶望しかない」と悲観的になっている不登校の子供に、「何かやっていれば、希望は見えてくる」と伝えたいです。


 不登校の直後から、安定期ぐらいの子供の多くが、「生きていて希望はない。絶望しかない」と悲観的になっています。このように悲観的になるのも、理解できないことはありません。子供にとって学校に行くことは、生活のメインです。不登校になることは、その生活のメインがなくなってしまうわけですから、悲観的になるもの分かります。また、子供は経験がまだまだこれからであり、挫折や失敗に思える状況になるのは、大人ほど多くはありませんので、不登校になったことによるショックは大きく、悲観的な思いを強めてしまいます。


 ただ、実は希望を見出すのは、それほど難しくはありません。何かやっていれば、希望は見えてきます。この「何かやっていれば」の「何か」ですが、自分が何をしたいか、何を求めているか、いろいろと探していくことです。本を読むことでもいいですし、ネットでいろいろ調べることでもいいでしょう。今は何も関心がなくても、やりたいことがなくても、「自分がやりたいこと、関心があることは何だろうか」とアンテナを立てながら、生活していく中で、そのアンテナに引っ掛かるものが出てきます。


 時々聞くのは、不登校の子供が、小児精神科などに通っていて、そこで一生懸命働く関係者に姿に心を動かされ、「自分もその道に進みたい」と考えるようになって、将来の道を見つける、ということです。すぐそばにいる人から刺激を受けて、進むべき道を見つけることができたのです。


 やりたいことや、自分が進むべき道は、十分に生きる希望になります。その方向に向かって努力することができますので、生きることに張りが出てきます。勉強する目的や学校に行く意味も見出すことができるようになります。


 幸い、情報化社会ですので、ネットなり、本なりで探していけば、必ずやりたいことが見つかります。そしてそれが希望となります。






 


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