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不登校解決カウンセリングブログその1535.不登校の子供に対して、共感しているだけでは、解決のために不十分な理由。


 不登校の子供に対して、その気持ちに共感することは、非常に大事なことだと思います。不登校になった子供は、たいてい、その心に何か悩みや苦しみを抱えています。その悩みや苦しみに共感することで、「自分のことを理解してくれた」と思い、心を開き、どういうことで悩んでいるのか、苦しんでいるのかをさらに打ち明けてくれるでしょう。そのように心を開いてくれたら、コミュニケーションがよりやりやすくなります。そしてそれは、不登校の状況を変えるのにプラスの影響を与えます。


 ただ、共感だけでは、解決のためには不十分です。それは、子供が抱えている悩みや苦しみを乗り越え、解決していく方法は、共感することだけでは子供には分からないからです。


 例えば、一生懸命努力して勉強しても、成績が上がらず、そのことで悩んで不登校になったとしましょう。この場合の共感は、「それだけ努力して勉強しても、成績が上がらなかったら、それは苦しいね」ということになります。


 そのことを伝えていけば、悩みは軽くなるでしょう。理解してくれたと心も開きます。ただこの場合、大事なことは、「努力して勉強しても成績が上がらなかった事実」をどう解決していけばいいか、ということです。そのことを解決しない限り、勉強することがカリキュラムとしてある学校に行こうという気持ちになれないのです。


 不登校解決には、子供の心への共感ということと、子供が抱えている悩みや苦しみを乗り越え、解決していく方法を伝えることの2つが必要です。







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