不登校の状況が変化し、その状況が終わるまでには、一般的にある程度の時間がかかります。その時間は人それぞれですが、数カ月かかる場合もあれば、数年かかる場合もあります。そうなると、不登校の状況の中では、「あきらめない」ということが重要なポイントとなります。なかなか状況が変化しない中、不登校の状況を変えるための行動をやり続けるには、「あきらめない」姿勢が必要です。では、そのようにあきらめないで、目指す方向に歩んでいくためには、どうすればいいのでしょうか。そのためには、次の点が必要になると考えます。
1.心によって環境と人生を創造していくことができると信じる
ブログでたびたび取り上げていますが、心によって環境と人生を創造していくことができます。何かを成し遂げた人だけではありません。一般の人も無意識にやっていることです。
人が、それまで歩んできた人生と環境は、それまでの心に描いたビジョンと、心で選んだ選択肢によって、できあがってきたものです。事業をやっている人であれば、その事業をやりたいということを心に描き、そのために努力するという選択をしたはずです。会社に勤めているのでしたら、その会社で働こうということを心に描き、その会社に就職するという選択をしたはずです。主婦の方でしたら、ご主人と結婚しようという選択をし、主婦として家庭を運営しようということを心に描いたはずです。
「心の中には創造力がある」と信じたら、不登校のような状況においても、状況を変えられると考えて、あきらめることはありません。
2 先を見過ぎず、視野を今日一日にしぼって、その日やれることをやっていく
解決までに時間がかかる不登校のような状況では、先を見過ぎてしまうと、「いったいいつになったら状況が変わるのだろうか」と考えてしまい、そこからあきらめの気持ちが生まれてしまうことがあります。
あえて、視野を今日一日にしぼり、とりあえずその日にできることをやっていくと、そういう状態を防ぐことができます。
3 子供の変化に注目する
毎日、子供とは顔を合わせているので、不登校になった直後から現時点までの、子供の変化に意外と気づきません。
しかし、会話が増えたとか、表情が明るくなったとか、そういう明るい方向での変化があるはずです。小さな変化でもいいので、その変化に注目することで、「変わってきているんだ」ということを実感できます。その実感が、あきらめの気持ちを防いでくれます。
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