不登校カウンセリングブログその978. 毎日、ほんのわずかな積み重ねが、人生を変えていきます―不登校の解決にも―
- 不登校・引きこもりカウンセリング「エンゼルアカデミー」
- 2021年12月11日
- 読了時間: 3分
更新日:2022年12月2日
一日は24時間です。これはすべての人に共通することです。健康な人も、そうでない人も、スポーツが得意な人も、そうでない人も、裕福な人も、そうでない人も、一日は24時間です。
そして、一日24時間の中で何をするかで、人生は変わっていきます。一日24時間、その時間の中では、そんなに大したことはできないように思われます。しかし、毎日毎日、ほんのわずかずつの積み重ねで、人生が大きく変わっていきます。
例えば、英語を使った仕事に就きたいと願い、毎日英語を学んでいくとします。一日、英語を勉強したとして、それで英語力がすぐに高まるわけではありません。一日学んで、自覚できる英語力の高まりは、ほんのわずかです。それを1週間、1カ月、半年、1年間と続けていくうちに、徐々に徐々に、英語力が高まり、やがて英語を使って仕事のできる、プロフェッショナルの領域に到達することになります。
一日24時間は、それだけではわずかな事しかできないように思えますが、それを積み重ねていくうちに、普通の人では到達できないレベルに、達することになります。
その時、注意すべきことは、焦らず、忍耐強く、努力を続けていくことです。「早く結果を出さなければ」と焦ってしまうと、途中で努力を止めてしまうことになります。また、忍耐力がないと、やはり努力を止めてしまうことになります。なかなか結果が出ないように見えるプロセスの中で、忍耐することは、どうしても必要です。
未来を信じて、その日一日、できることを積み重ねていくこと、それしか、人間にはできません。それしかできませんが、それが大きな結果に結びついていきます。
不登校の解決にも、このことはあてはまります。
ご両親が、お子様の不登校を解決しようと、努力してコミュニケーションをとっていっても、一日、お子様の心に与える影響は、ほんのわずかです。親の目からすると、ほとんど何も変わっていないように思えるでしょう。
しかし、何も変わらないように見えても、毎日毎日、解決のために適切なコミュニケーションをとっていくうちに、それが積み重なっていき、お子様の心に与える影響が大きくなっていきます。その結果、お子様自身が自らの心を変えるきっかけとなり、不登校の解決へと結びついていきます。不登校の解決においても、焦らず、忍耐強く、その日一日、できることを積み重ねていくことが王道なのだと思うのです。
不登校の状況にある子供にとっても、同じことが言えます。子供が、その日一日、不登校の状況を変えることを、少しずつやっていきますが、その歩みはわずかででしょう。しかし、その歩みは自分でも確認できないかもしれませんが、確実に解決に向かって進んでいるはずです。
Comments