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不登校カウンセリングブログその992.不登校の状態から脱出して、自分の道を力強く歩んでいった子供のケース。

更新日:2022年12月2日


 これは、私のカウンセリングのケースではなく、知人のケースです。 

 知人のお子さんが中学2年生のころ、私が勤めていた塾にしばらく来ていました。

個別指導の塾で、マンツーマンでその子を担当したのですが、正直なところ、休みがちで、あまり学ぶことに意欲を見いだせていませんでした。

何か悩みを抱えている様子であり、

「たぶん、人間関係だろうな」

と推測していましたが、そのことには触れず、授業を進めていました。

 その後、私はその塾から別の塾に移ったのですが、伝え聞いたところによると、ほどなくその子は不登校になってしまったとのことでした。中学を卒業するまで、その状態は続いたようです。

 最近、その知人と会ったのですが、やはり学校での人間関係がうまくいってなかったとのことです。私が見る限り、その子は感受性が高く、人の悪意や害意に強く反応してしまうタイプのようでした。特に、中学生という、人間関係が難しくなる年頃です。感受性の高さが苦しみとなってしまったのではないでしょうか。

 そしてもう一つ、不登校になった原因として、その子は我が道を行くタイプであり、それが普通に学校に行くということに納得できなかったということがあったようです。

 中学校を卒擁してからの進路ですが、通信制の高校に行き、卒業して、しばらく一生懸命、アルバイトをしてお金を貯めたとのことです。そして、あるところに来春、就職が決まり、それまでそのためたお金で、海外旅行をすると、知人から聞きました。

 今頃は、アジアのどこかを旅行しているはずです。バイタリティがあります。

 たぶん、将来、自分で何か事業を始めたりするようなタイプだと思うのです。こういうタイプは、高校、大学と、多くの人が進む道を歩むよりも、いろいろ自分で道を決め、そこでさまざまな経験をしつつ、自分で何かを始めたほうがいいでしょう。

 しかし、現代社会では、進学という一つの道を進むことが望まれています。知人の子供さんは、我が道を行くタイプのために、そうした道を歩むことができず、学生時代、不登校という道を選ばざるを得なかったのではないでしょうか。そのような気がします。




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