いじめは犯罪です。いじめの内容によって、次の犯罪に該当します。
１ 嫌な事（万引き等）を強要された場合
強要罪（刑法２２３条）に該当します
２ 殴る・蹴る・ぶつかるなどの行為を受けた場合
直接、体に対して危害を与える行為は、暴行罪（刑法２０８条）に該当します。
その結果、けがをした場合は、傷害罪（刑法２０４条）に該当します。
さらにそのことが原因で死亡した場合、傷害致死罪（刑法２０５条）に該当します。
３ 金品をたかられる
恐喝罪（刑法２４９条）や強盗罪（刑法２３６条）に該当します。
４ 金品を隠されたり、盗まれたり、壊されたりする
窃盗罪（刑法２３５条）や横領罪（刑法２５２条）に該当します。
壊された場合は、器物存在罪（刑法２６１条）に該当します。
５ からかいや悪口を言われた場合
公然と事実を示して悪口を言うような場合は、名誉棄損罪（刑法２３０条）に該当します。
事実を示さずに、公然と悪口を言う場合は、侮辱罪（刑法２３１条）に該当します。
６ ネットや携帯等のツールで、誹謗中傷や悪口等を言われた場合
「殺す」などと書かれた場合は脅迫罪（刑法２２２条）に該当します。
ネットの掲示板など、公然性のある場所で悪口を書かれた場合は、５のように名誉棄損罪や侮辱罪に該当します。
わが子がいじめを行わないよう、あるいはもしいじめを受けたら毅然とした対処をするよう、いじめは以上のような犯罪に該当することを、親も理解しておくべきです。
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