学校からいじめがなかなかなくなりません。いじめが起きた時、なかったことにしようとする学校もあり、解決は一筋縄ではいきません。
いじめを解決するために、子供本人が、いじめている子供たちに向き合う、ということもありえますが、現代のいじめはこれは難しいでしょう。いじめが深刻になり、またいじめは常に、一人対多数です。いじめられている子供が、いじめグループにするいじめを解決できるのは、やはり学校です。いじめられている子供一人で、何とか出来る状況ではありません。「いじめられてばかりいないで、立ち向かいなさい」などと、いじめられている子供に励ますことはできなくなっています。いじめは常に、一人対複数です。一人でいじめに対処できない構造になっています。
親がいじめ解決に動くことは、子供単独でいじめ解決にあたるより、解決に有効です。ただずっと、いじめられているわが子につきっきりというわけにもいきません。親が子供の味方になることは、いじめ解決のために大きな力にはなりますが、それは、親の交渉力で、学校にいじめを解決するよう求めることができるからで、学校の協力なしで親が単独で、いじめを解決するのはかなり難しいのです。
いじめが起きているのは学校であり、それを消すことができるのも学校です。担任や、その上司である教頭、校長が、いじめを解決しようとしたら、本当に一日で解決できます。私も、塾講師をしていて経験があります。
ある女の子(A子)が、同じクラスの女の子(B子)の気分に障るようなことを言ってしまい、相手の女の子がいじめを始めてしまったのです。私の授業中に、B子がA子の悪口を言い始めて、他の子も同調し始めたので、授業終了後、まずA子を残しました。そして、どういうことか聞いて、意図しないものではあったものの、B子の気分に障るようなことを言ったのは事実であり、その点については反省するよう注意しました。
そして、次の授業でまた、B子がA子の悪口を言い始めたので、これはもう対処するほかないと、授業終了後、B子を残して、言い分を聞きつつも、やはりいじめは良くないことを言うと、それでいじめはなくなりました。
学校側がきちんといじめを対応すれば、本当にいじめはあっという間におさまってしまうのです。ですので、お子様に対するいじめを解決するためには、学校に交渉してきちんと対処してもらうようにすることです
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