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コロナウイルスは、経済学、財政学、民主主義を破壊―新しい時代のための崩壊―

 コロナ感染の拡大が止まりません。第2波と呼んでもいい感染拡大の波が、日本を覆ってきています。そして、コロナウイルスは、三つのものを崩壊させようとしています。その三つのものとは、


 経済学、財政学、民主主義


です。


 コロナ感染を防ぐために、「3密」を防ぐことが推奨されています。これは、経済学の崩壊になるのです。人による「密」が厚いほど、豊かになります。人が集中すれば、人・物・金・情報も集中します。そして、それらの流れが太くなっていきます。それは、売り上げの増加、利益の増加、ビジネスチャンスの増加という形になるのです。人の多い都市部と、少ない過疎地、どちらが豊かであるかというと、間違いなく「密」の都市部です。


 コロナウイルスは、その「密」を破壊しました。人が集まらないようにしたのです。売り上げや利益が激減した経済状況は、まさにその「密」を破壊したために、引き起こされたのです。


 財政学。国や地方自治体の財政もまた、コロナウイルスによって崩壊しつつあります。3密を避けて、人・物・金・情報の流れが細くなってしまったら、当然のことながら税収は減っていきます。また、コロナ対策で国も地方自治体は財政出動を増やさなくてはありません。税収が減り、財政支出が増えていけば、やがて財政破綻するでしょう。


 民主主義。民主主義のためには、人が集まって議論したり、意見を述べたりする場が必要です。3密を避けることで、こうした場が失われてしまいました。自由に意見し討論して、その中で人を選ぶという近代民主主義の原理が、崩壊しているのです。


 これまでのブログでは、コロナ感染によって社会が変わると述べてきました。社会が変わるためには一度、これまでの社会の仕組みが崩壊する必要があります。今はその過程であるのです。








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