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不登校の理由付けをしっかりし、再登校した場合のシミュレーションをしておく必要性

 最近は、不登校という状態が、世間一般に受け入れられてきていますので、以前ほど多くはありませんが、同級生たちに不登校で学校を休んでいることをふせておくことがあります。体調不良とか、風邪とか、そういう理由で学校を休んでいることにするのです。


 この場合、不登校が数カ月というように、長期化していくと、その理由付けが難しくなってきます。同級生たちが「本当に体調不良なの」と思い始めます。不登校となっている本人も、「学校に行けるようになった時、同級生から『どうして休んでいたの』と聞かれたとき、どう答えようか」と不安になってきます。長期化していくにつれて、その不安は大きくなっていき、そのために学校に行けなくなるという悪循環になる危険性もあります。


 そこで、不登校が長期化する場合は、担任の教師と連携して、しっかりと理由付けをしておく必要があります。不登校であっても外出する子もいますし、外で同級生に会うこともあるでしょう。その場合、「外に出ていて元気そうだったのに、どうして学校に来ないのか」と疑問に思われるでしょう。そうしたことも踏まえて、疑問に思われず矛盾もしない理由付けが必要です。不登校が長期になるほど、理由付けが難しくなるので、その点からも早い段階での復学が求められます。


 また、再登校した時のシミュレーションをしておくことで、再登校に伴う子供たちの不安を和らげることができます。同級生たちにどのように接してほしいのか、子供本人の意思をよく聞いて、その意思に沿う形になるよう、担任と打ち合わせしておくことが必要です。また、勉強の遅れへの対応なども考えておくべきことです。


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