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不登校カウンセリングブログその691.「学校に行ったら、〇〇を買ってあげる」という形の登校刺激は避けてください。

 なかなか学校に行こうとしない不登校のわが子を、どうしても学校に行かせようと、「もし学校に行ったら、〇〇を買ってあげる」と約束する親御さんがいらっしゃいます。ご褒美型の登校刺激です。


 こういう形の登校刺激は避けてください。それは、親を子供が下に見るからです。そのような形で登校刺激すると、「ああ、うちの親は下手に出てるな」と感じますので、親を舐めるようになります。


 このようなことを親が子供に対してやるようになると、何らかの見返りがないと、何もやらない人間になってしまいます。親に対してだけではなく、社会に出てからも周囲の人に対して、そうなります。そうなると、責任や義務を回避したがるようになります。


 また、そのように登校刺激をして、子供が学校に行ったとしても、しばらくするとおそらく、学校に行かなくなるでしょう。そして、「今度は▽▽を買ってくれたら、学校に行くよ」と、学校に行かないことをたてにして、親に何かを求めてくるようになります。


 何か見返りがないと、何もしない人間、責任や義務を回避したがる人間、足元を見てくる人間になってしまってはまずいでしょう。子供に学校に行ってもらいたい気持ちはよく理解できますが、譲るべきでない一線は、やはり譲るべきでないのです。



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