わが子が不登校になると、子供自身はもちろんですが、お母様たちも周囲の人たちから誤解を受けます。
「わがままに育てた」「甘やかして育てた」「過保護に育てた」「弱く育てた」
等、誤解を受けて、お母様たちは傷つきます。
そもそも、子供がわがままだからとか、甘やかされたとか、弱いとか、そういうことで不登校になるわけではありません。そういうケースも、まったくないというわけではないでしょう。しかし、割合としては少ないのではないかというのが、私の印象です。
むしろ、不登校の子供たちは、優しく、感受性が高く、頑張り屋で、しっかり育てられているという感じがします。そして、そのように育ててきたお母様たちも、思慮深く、しっかりした方が多いと感じます。
不登校の実情を知るにつけ、不登校に対する世間一般の見方が、誤解であることを実感しています。
不登校になったことで、傷ついているのは子供自身であり、お母様です。深く傷ついているのに、さらにその傷に塩をすりこむように、誤解の声をぶつけて傷つけるべきではないと思うのです。
そもそも、子供たちが不登校になる原因は、子供たちが協調性がないためとか、甘やかされたとか、弱いとか、そういうことではありません。人の心が分かりすぎて人間関係に疲れてしまったり、物事を深く考えてしまって、学校に行く意味や勉強する目的を見失ってしまったり、そういうことで不登校になるケースが比較的多いように感じます。
むしろ、きちんと子供たちを育てておられるのが、不登校のお母様たちではないでしょうか。
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