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不登校ブログその718.不登校のわが子から、きつい言葉をぶつけられるお母様へ。不安で自信を無くした子供たちは、思いをぶつけられる唯一の人は、お母様なのです。

 不登校のわが子と毎日接していて、きつい言葉をぶつけられるお母様は、多いのではないでしょうか。


 「あれ買ってこい」

 「これ持ってこい」

 「私がこんなになったのは、お母さんが悪いんだ」


等々、不登校になる前のわが子からは、考えられなかった言葉をぶつけてくることがあります。そんな状況の中で、辛い思いをしておられるお母様も、きっといらっしゃるでしょう。


 わが子が不登校になったということだけでも、お母様にとって辛い状況なのに、さらにわが子からきつい言葉をぶつけてこられると、毎日が地獄のように感じられて、希望を失っているお母様も多いでしょう。


 確かに、お母様にとって辛い状況です。辛い状況ではあるのですが、不登校の子供にとって、自分の心の中にある苦しい思い、不安な思い、情けない思いをぶつける相手は、そばにいる家族しかいないのです。特に、最も身近にいるお母様しかいないのです。


 不登校の子供は、学校に行けていない自分がダメだと思い、自信を失っています。他の子供たちは学校に行っている、でも自分は行っていない、その状況を考えるとどうにかなりそうなこともあるのです。


 また、自分の思い通りにならないことに、腹を立てている子もいます。学校に行きたいのに行けない、友達といい関係を構築したいのにできない、そのような思い通りにならないことがあるために、母親に「あれして、これして」と無理難題を要求し、それによって思い通りにならなかったくやしさを消していきたいと考える子もいるのです。


 このような言動は、子供の心がおさまると、自然とおさまっていきます。それまで耐えることになるのが、お母様にとってつらいところです。


 ただ、暴力については耐えることなく、拒否すべきです。ささいな暴力であっても、「暴力はだめ」と突っぱねるべきです。


 他の事については、とにかく聞くことです。聞く、というのは要求に従うというのではなく、子供の主張を聞き続ける、ということです。このような対応をすることで、子供のそうした言動がおさまっていった、と語る親御さんは多いです。


 その間、心穏やかでない日々が続いてしまいますが、「今のこの子は、平静な心ではない。普通ではない状態なのだ」と考えて、接していくほかありません。





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