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不登校ブログその721.不登校の状況を変えるために、お母様の心がカギとなる理由。

 非常に難しいことではありますが、不登校の状況を変えるために、お母様に、ご自身の心を穏やかにすることをお願いしています。わが子が不登校になって、おそらく家族のみなさんが、先の見えない状況に苦しみ、不安を持ち、希望を失いかけていると思います。そんな状態において、心を穏やかにすることは、非常に大変なことだと思うのですが、どうしてもそこから始めないと、不登校の状況を変えるのは難しいのです。不登校の状況を変えるということ=子供の心が変わるということであり、その子供の心が変わることが、難しいのです。


 体に自然治癒力があるように、心にも自然治癒力はあります。体は、ある程度悪くなったら、痛みなどで動けなくなりますので、それ以上悪くなることを防ぐことはできますが、心の方はなかなか分かりにくく、「もうだめだ」と感じた時には、相当心が疲弊してしまっていて、傷が深いのです。そのため、傷を受けた心は変わりにくいのです。


 子供が自分で心をなかなか変えられないとなれば、やはりそばにいる人、最もコミュニケーションをとるお母様が、子供に働きかけて、心を変えるのを支えてあげる必要があります。


 その時、お母様の心が、子供と同じように揺れていたら、落ち込んでいたら、その心から発する言葉が、コミュニケーションが、その心を反映してしまいます。不安な心であれば、不安な言葉になりますし、将来に希望を失っていたら、やはりそのような言葉になってしまいます。


 しかし逆に、心が穏やかであったら、希望を持っていたら、そういう言葉を子供に伝えていきます。そして、それは子供の心にプラスに影響するでしょう。


 外部の相談機関の中には、まず親御さん、お母様の心のケアから始めるところがありますが、正しい対応だと思います。不登校は、子育てが悪くて起きたものではないこと、お母様がご自身のことを責める必要はないのだということ、必ず不登校の状況は変わることを伝えて、お母様の心が安定することを、不登校解決の第一歩とするべきなのだと思うのです。



 

 

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