時々、目にすることがあります。
それは、「不登校になり、家でふさぎ込んでいた子供が、フリースクールに通うなど、何らかの楽しめる場所を見つけると、とたんに元気になった、ということです。
不登校の状況になったことで、子供たちは落ち込み、希望を失っています。ゲームや漫画に打ち込み、楽しんでいるようにも見えますが、心から楽しめているわけではなく、将来の不安から目をそらすためにやっていることもあります。
不登校の子供たちには、希望も楽しいこともないように見えているのです。社会から孤立したように思えていて、自分はいらない存在なのかもしれない、これから先、希望はなく楽しいこともないと思っているのです。
しかし、フリースクールに行っていきなり元気になる子がいるように、何か楽しいことや希望を見出せたら、元気になります。元気になると、前に進むことができるようになります。
人間、何が辛いかというと、希望もなく楽しいこともない環境に置かれることでしょう。そういう環境におかれては、元気やエネルギーはなかなか湧いてきません。希望や楽しいことが必要です。
不登校の子供たちへの希望や楽しいことというと、それは子供たちそれぞれです。ただ、不登校の状況になっていたとしても、まだまだ人生は始まったばかりであり、努力すればどうにでもなること、努力することで将来には楽しいことや幸福が待っているということは、すべての子供たちに共通することでしょう。
おそらく、大部分の子供たちが、不登校の環境を失敗や挫折としてとらえていて、また自分は学校に行けないダメな人間だとみなしています。失敗や挫折に見える環境でも、何かを得ることはでき、そこで将来への希望が見えてくること、自分はダメだと思っていても、努力次第でどうにでもなるし、まだ自分で思っているようにダメな人間ではなく、たくさんの素晴らしい長所があることを子供たちに伝えて、希望を持たせ、これから楽しいことはあると教えてあげれば、不登校の状況から出ていく元気とエネルギーが出てくるのではないかと思うのです。
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