不登校ブログその761.不登校の子供たちに知ってほしい、「すべての人に使命があり、生きる目的がある」こと。
- 不登校・引きこもりカウンセリング「エンゼルアカデミー」
- 2021年5月6日
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私は、すべての人に使命があり、何らかの生きる目的があると考えています。使命とは、生きていて実現すべきことです。
どのような使命かは、人によって様々です。会社で一生懸命働き、家族を養うということを使命としている人もいるでしょう。お笑い芸人になって、多くの人を和ませ、笑わせるという使命の人もいます。主婦として家庭を切り盛りし、夫を支え、子供たちを育てるということも使命です。そして、生きる目的です。
使命や生きる目的は、すべての人が見つけ、それを実現できるかどうかは分かりません。社会に出て、漠然と生きていくことは可能だからです。例えば、本来は科学者になるという使命があったけれども、「自分はどう生きたいか」ということをあまり深く考えなかった場合、科学者になろうしないということはありえます。科学者になるための努力をせず、なんとなく就職が決まった会社で一生を終えた場合、使命に出会わず、実現しなかったということになります。もちろん、それで悪いわけではなく、また幸福になれないというわけでもありません。ただ、充実感、充足感がなんとなく感じられない人生になります。
本来の使命や生きる目的をつかむには、「自分の使命とは、生きる目的とは何か」を考え、探し続けることです。人生の早い段階から分かっている人もいます。元大リーガーのイチロー選手などは、幼い時から使命をはっきりつかんでいた人です。
ただ、すべての人がそうではなく、むしろ年齢を重ねていくうちに、使命や生きる目的をつかんでいくケースの方が多いように思います。自分のやりたいことややるべきことは、さまざまな経験を重ね、知識を得ないと、はっきりつかめないからです。使命は、そうしたやりたいことややるべきことの中にあるはずです。
不登校の状況にある子供たちの中には、「将来の自分の人生には希望はない」と考えている子がいます。ただ、「すべての人に使命がある」ということを伝えたら。これからの人生においてなすべきことがあり、意味ある人生だということを納得できると思います。そして、そこに希望を見出すことができるのではないかと思うのです。
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