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不登校ブログその768.不登校になった子供は、「ダメな子」なのでしょうか。

 わが子が不登校になって、おそらく大部分のお母様が、大きなショックを受けておられるでしょう。一生懸命育てたのに、どうしてわが子が不登校になったのか。足元が崩れ落ちるような気持ちだと思います。


 ただ、そのショックとはどのようなものなのでしょうか。不登校になってこれから先、もしかしたらどこにも通じないところに落ち込んでしまったかもしれない、ということのショックでしょうか。子育てで失敗したかもしれない、ということのショックでしょうか。あるいは、わが子はダメな子だ、ということのショックでしょうか。


 そもそも、不登校になった子供は、ダメな子なのでしょうか。他の子は普通に通っている学校に、わが子が行けなくなったからということで、ダメな子だということになるのでしょうか。


 不登校の原因や、不登校になった経緯は、子供によってさまざまです。ですから、すべての子に当てはまることは、なかなか言えませんが、不登校になったからダメだとは言えないと思うのです。


 不登校になる子の多くが真面目で、一生懸命で、他人に配慮するといった傾向を持っています。それゆえに、勉強で分からないところが出てくると自分が許せなくなったり、他人に気を使い過ぎ、合わせすぎてしまって、疲れてしまったりすることがあります。そういう子供たちが、ダメな子だとはとても思えないのです。


 「不登校になる子は怠け者だ」という意見がありますが、それは全くの誤解です。不登校になった子の大半が、学校に行きたいのに行けない、学校に行かなければならないことが分かっているのに行けないと思っています。怠け者などでは、決してないのです。


 不登校のご家族、特にお母様には、「不登校になったわが子は、ダメな子だ」と思っておられるのでしたら、ぜひ、その思いを変えていただきたいと思います。



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